今の仕事場を退職しようと考え始めたときや、新しい就職先を探しているときに、退職金のことを考慮する人は多いですよね。そして、辞めたくても、終身雇用制度のことを考えると辞めるのが惜しいと感じて、なかなか辞められない人も多いですよね。
- 「今の仕事を辞めるとしたら退職金はいくらくらいもらえるんだろう…」
- 「長く働けば働くほど退職金がたくさんもらえるから辞めたいけど辞めるのが惜しい…」
- 「新しく就職するときに退職金がもらえる場所なのか心配…」
最近の調査によると、医療福祉業界で退職金制度がある割合は、62.3%との調査結果が出ています。半分ほどの職場では退職金が出ないというのが現状です。
時代の変化とともにもらえる退職金額は減少傾向であり、退職金をもらえる職場も減少傾向となっています。
今の仕事を退職したいと考えていたとしても、仕事を続ければ続けるほど退職金が多くもらえると考えると、なかなか退職の意を決することが出来ないですよね。
しかし、私たちの人生ではいつ何が起こるかわからないものです。どのような変化が起こるか予測不可能な未来のために今を我慢する必要はないです。
退職金を考慮しておくことも大切ですが、今現在の生活をしっかりサポートしてくれるような職場で働くことこそ、大切ななことですよね。
ここでは、看護師の退職金事情について、ご紹介していきます。
- 退職金が貰えるか不安を感じている看護師は…
- 看護師は退職金を貰えるの?
- 退職金を貰える職場は減少傾向にある
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- 日勤で定時に帰宅できる、個人病院やクリニックで働く
- 土日休みで働ける、保育園や保険管理センターで働く
- 福利厚生が充実した、大手優良企業の医務室や臨床センターで働く
- 年収500万円以上で、美容外科クリニックで働く
- 市役所や保健所で、看護師免許を活かして保健師で働く
- 勤務地や勤務時間を自由に選択できる派遣SEで働く
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退職金が貰えるか不安を感じている看護師は…
Aさん)退職金のために転職先を決められない…
看護師です。退職金のある病院に行くか無いクリニックに行くか迷っています。私は20代看護師です。転職にあたり、退職金のある病院か無いクリニックに行くかで迷っています。
将来老後の事を考えると退職金はあった方がいいとも思います。安定の大学病院に勤める方がいいのか、もしくは給料が大学病院より高い美容クリニックに行くのか迷っています。美容は給料はいいですが退職金がありません。
私がやりたいことは美容です。でも大学病院で働く方が老後にとって安心なのでしょうか。退職金はやはり大切でしょうか。教えてください。
参考:Yahoo知恵袋
就職する際に、そこが退職金があるのかないのか気になっている方は多いですよね。自分がやりたいことを抑えてでも、将来の安心を買った方がいいのかと不安になる人もいます。
Bさん)看護師の退職金の相場はいくらなの…
看護師の公務員の退職金の相場は?看護師になり13年になります。そろそろ職場を変わろうかと検討中です。現在 私立病院勤務で退職金もあてにできません。せっかくなら公務員になろうかと。あと60歳まで26年あり、26年永年勤務できたとして、退職金はいくらぐらい貰えるでしょうか?
参考:Yahoo知恵袋
退職金がどのくらいになるのかを知りたい方も多いですよね。
退職金に関しては法律で決められているわけではなく、企業によって大きく内容が異なるので、退職金額や支給方法は各企業の就業規則を見て確認する必要があります。
Cさん)共済会の退職金が支払われない…
看護師歴10年です。共済会の退職金について教えて下さい。看護師7年目までに4回程転職しました。最長で2年で後は2年未満です。そして入職期間中は共済会5千円近く払っていました。しかし退職時は一度も退職金を頂いておりません…
3年未満は退職金もらえないんですよね?しかし今現在、定年迄働ける職場を見つけ四年目になります。私の7年目迄の共済会に払って来た掛け金は生きてるんですかね?
参考:Yahoo知恵袋
共済会に加入していたとしても、退職金がもらえるかどうかは就職先によります。
多くの企業が退職金制度を取り入れていますが、すべての企業で制度があるわけではありません。退職金の制度を設けていない場所で働いていると、定年まで働いたとしても退職金が0円だった…なんてことも可能としてあり得るということです。
看護師は退職金を貰えるの?
その1:退職金はどれくらい貰える?
退職金に関しては、就職先によって支給内容が大きく異なってくるため、自分の勤め先の退職金に関する就業規則がどうなっているのかを知る必要があります。
多くの病院では退職金は3年目から支給されるところが多いようです。相場はこのようになっています。
- 勤続3年:0~30万円
- 勤続4年:30~50万円
- 勤続5年:50~100万円
- 勤続10年:200~400万円
- 勤続20年:1500万円
- 勤続30年:2500万円
- 勤続35年以上:3000万円
これはあくまで相場で合って、就職先によりけりです。
さらに詳しく見ていくと、退職金の計算方法には4種類あります。
- 基本給×勤続年数
- 固定金×勤続年数
- 基本給×勤続年数×功績倍率
- 勤続年数による規定
基本給×勤続年数:退職時に、基本給に勤続年数を掛ける方法です。基本給が上がっていけば、必然的に退職金も上がっていきます。
固定金×勤続年数:企業側が設定した金額に勤続年数を掛ける方法です。
基本給×勤続年数×功績率:上記の計算に、功績倍率も組み込む方法です。功績倍率は病院により様々です。雇用主が設定した評価によって金額が変動するため、功績が1を下回ると退職金が減ってしまう可能性があります。
勤続年数による規定:雇用主が、勤続年数で退職金を設定するスタイルです。病院によっても設定金額が様々です。
これに基づいて、退職金を計算することが出来ます。
その2:退職金が貰える職場は?
厚生労働省では5年毎に退職金の調査を行っています。その調査結果では、医療福祉業界で退職金制度がある割合は、62.3%です。半分ほどの職場では退職金が出ないという結果になっています。
それは、個人経営の小さなクリニックや病院など、退職金制度を導入をしていないところも多いからです。
大学病院と公立の病院などの大きな病院、職員数の多い病院、規模の大きな介護施設などでは、就業規則の退職金制度についてもしっかりと整っていて、退職金をもらえることが多いです。
この他にも、手当などの賃金体制がしっかりとしているところは、退職金制度があるところが多かったり、グループ経営をしている病院や介護施設なども退職金がある倍が多いです。
その3:退職金が貰えない職場は?
まず知っておきたいのが、退職金制度を導入していないところであれば、いくら長い期間同じところで働いたとしても退職金が出ないということです。
なぜなら、退職金は法律で決められていないため、退職金制度を導入していない企業は必ずしも退職金を払う義務があるわけではないからです。
先ほども述べましたが、個人経営のクリニックや病院では規模も小さく退職制度を導入しておらず、退職金がもらえないところもあります。
また、いつも求人を募集しているところなどは、労働環境や福利厚生が整ってない可能性があり、退職金に関してももらえるかどうか疑う必要があります。
退職金をもらいたいと考えている場合は、就職先の就業規則を必ず確認しておく必要がおきましょう。
退職金を貰える職場は減少傾向にある
近年日本のワーキングスタイルは少しず変わってきていることをご存知でしょうか?
終身雇用制が一般的であった日本の時代は変わってきています。実際、近年日本では公務員志望者数も減少していることが発表しています。
参考:総務省統計局データ
- 退職金額も退職金がもらえる職場も減少傾向
- 終身雇用制度が薄れ退職金制度についても見直しが進んでいる
1、退職金額も、退職金がもらえる職場も減少傾向
近年ではグローバル化も進み、勤続年数で給料が上がっていく賃金制度が見直され、成果主義が導入されています。つまり、役職に就いた場合などの時のみ退職金が上がるという仕組みになってきているということです。
そもそも退職金を支給している企業はまだましな方で、退職金制度自体を廃止するところが続出しています。
高齢化社会が進み、将来年金をもらえるかわからないと言われている中で、退職金がもらえるかどうかも曖昧と言えるでしょう。
さらに、退職金は法律で決められているものではなく、病院に任されている部分でもあり病院の都合によってはいつでも変更することが出来てしまうので、将来もらえる退職金額は確実なものとは言えないですね。
2、終身雇用制度が薄れ退職金制度についても見直しが進んでいる
ここ数年で日本の物事は驚くほどの進化と変化を遂げています。私たちが定年する頃の日本にまだ終身雇用制が生き残っている保証はありませんよね。
ここ数年では、転職市場が活性化し、一つの企業で定年まで勤め上げるスタイルだけでなく、転職を繰り返してキャリアアップを図る働き方が増えるようになりました。
その背景には、終身雇用制度に疑問を持つ人たちが増えて、同じところで長く働くことが良いという文化が変わってきたことが考えられます。
同じところで先の見えない定年の時までの間を苦痛に耐えながら働くよりも、今の働き方を意識し始めている人が多くなってきているのです。
どのような変化が起こるか予測不可能な未来のために今を我慢する必要はないですよね。
より多くの退職金をもらうために、ストレスを抱えながらも働き続けたとしても、何かを拍子に退職金がもらえなくなる。なんていうことも起こりかねません。
私たちの人生ではいつ何が起こるかわからないものです。
退職金を考慮しておくことも大切ですが、今現在の生活をしっかりサポートしてくれるような職場で働くことこそ、大切ななことですよね。
目先に囚われすぎると苦しくなってきたりもします。そのような時は、今自分が満足して働くことが出来る場所を見つけることが出来ると、この先も明るく見えてきます。
理想的な職場を見つける方法は?
私たち看護師が精神的に追い込まれるのは、病院以外の選択肢がないと思うからです。現職以外の働き方があると知るだけで、私たちは前向きな気持ちで最適な仕事を見つけられます。
看護師は人材不足もあり、私たちは自由に職場を選択できる立場にあります。
方法1:残業が少ない日勤だけの病院で働く
看護師の人材不足もあり、私たちが利用しやすい転職サービスは増えています。
転職が一般化する以前は、ひとつの病院で定年まで働き続けるか、結婚や出産を機に退職かパートに切り替えるしか、私たちに選択肢はありませんでした。深刻な人手不足の現在では、各個人のライフスタイルに合わせて職場を選択できます。
- 夜勤や残業はあるが、月収40万円を稼げる病院
- 残業が10時間以下でも、月収30万円を稼げる病院
- 日勤だけで、毎日定時に帰宅できる個人病院やクリニック
- 託児所が完備され子育てや、職場復帰を支援してる病院
- 家族と時間を過ごすために、土日祝日に休める病院
- 産休や育休の実績があり、既婚者でも安心して働ける病院
転職サイトの「ナースではたらこ」は、全国に91,982件の求人があります。公式HPの検索画面を開き、「正看護師」「日勤のみ」で条件を検索すると、4,195件がヒットします。
日勤のみ、託児所付き、寮、家賃補助が付いて、月給は25〜27万円の求人がありますね。
方法2:病院以外の企業や介護施設で働く
看護師は必ずしも病院で働く必要はありません。看護師免許の資格を活かして、企業や市役所、保健所、介護施設で働く選択肢もあります。
- 土日休みで働ける、保育園や大学保健の管理センターで働く
- 看護師免許を活かして、市役所や保健所で保健師で働く
- 大手優良企業の医務室で、専属看護師として勤務する
- 定年後でも働きやすい、特別養護老人ホームや介護施設で働く
- 夜勤も残業もなく、高収入を得やすい訪問看護師で働く
看護師免許を活かして、大手企業で働く選択肢もあります。
日勤常勤で働ける企業の求人は、一般的に社会保険や賞与などの福利厚生が保障されています。契約期間が定められてないため、安定した労働環境で長期間働けます。夜勤も長時間労働もないため、安心して働けますね。
「ナースではたらこ」で検索条件に「企業」を入力したら、年収330〜420万円の求人が見つかります。
方法3:勤務地や時間を選択できる派遣で働く
看護師免許があれば、フルタイムで働く必要もないですね。勤務地や勤務時間を自由に選択して派遣で働く方法もあります。
- 育児や家事と両立するため、週3日で派遣で働く
- 短期間で貯金するために、時給2500円の高時給で働く
- 健診センターや採血など、日給2万円で単発のバイトをする
派遣で働く場合は、派遣専門のレバレジーズを利用しましょう。求人数2518件の中から、自分のライフスタイルに合わせて職場を選択できますね。
病院は全国どこにでもあるため、希望の職場が見つからない事はありません。
正社員ではなくあえて派遣で働く人は、結婚や出産でブランキ期間が長い女性、家事や育児と両立して働きたい人、語学留学やワーホリから帰宅して時短で働きたい人が、積極的に利用しています。
まとめ:看護師の退職金事情
- 医療福祉業界で退職金制度がある割合は、62.3%
- 退職金制度は法律で定められておらず、就職先による
- 今後の退職金額や退職金をもらえる病院は減少傾向
- 退職金がもらえる場所を見分ける
- 退職金だけに囚われすぎずに他のサポートが手厚い職場を選ぶ
現在、医療福祉業界で退職金制度がある割合は、62.3%です。半分ほどの職場では退職金が出ないという結果になっています。
時代の変化とともにもらえる退職金額は減少傾向であり、退職金をもらえる職場も減少傾向となっています。
もし今新しい職場を検討中であって、退職金のことが気になっているのであれば、必ず候補の就職先の就業規則を確認しましょう。
ただし、どのような変化が起こるか予測不可能な未来のために今を我慢する必要はないです。
私たちの人生ではいつ何が起こるかわからないものです。
退職金を考慮しておくことも大切ですが、今現在の生活をしっかりサポートしてくれるような職場で働くことこそ、大切ななことですよね。
今自分が満足して働くことが出来る場所を見つけることが出来ると、不安な将来も明るく見えてくるかもしれません。
1日でも早く行動に移した方が良い理由
看護業界では、常に慢性的な人材不足を抱えています。
平成26年の全国の看護職の有効求人倍率は、2.79倍です。求人数が185,578人に対して、求職者数は66,477人しかいません。毎年5.1万人の看護資格取得者がいる一方で、看護師を離職する人は16.1万人にも及びます。
2025年には約196~206万人の看護師等が必要と推計されています。順調に看護師が増えても、13万人が不足します。若年層が減少する中で、高校生の10人に1人が看護師にならなければいけない計算ですね。
人材不足は、私たち看護師にとって悪い事ではありません。なぜならば、看護師の需要が高い売り手市場を利用して、より労働条件が良い職場に転職し易いからです。実際に、多くの看護師が夜勤や残業がない職場に転職していますね。
しかしながら、この状況が長く続くとは限りません。
日本政府は人材不足を理由に外国人看護師の受け入れを検討しています。インドネシア、フィリピン、ベトナムから外国人看護師・介護福祉士を受け入れ、その数は2018年に5600人にも上ります(厚生労働省)。
私たち日本人看護師の代わりに、外国人が増える事で次のデメリットがありますね。
- 低賃金で働く労働者が多いと、看護師の平均年収が下がる
- 看護師の給与は他国と比較して高いため、たくさんの外国人が来日する
- 人材不足が解消されると、現職より好条件で転職するのが難しくなる
- 若手看護師が、経験を積める職場が少なくなる
- 有効求人倍率が1倍を切ると、転職したくてもできない
少子高齢化を理由に、今後も看護師の数が減り続けるのは間違いありません。日本政府が本格的に移民を受け入れたら、私たち看護師の仕事も外国人に奪われます。そうならないためにも、1日も早く自分に合う職場を見つける必要がありますね。
看護師の転職活動で必要なもの
転職活動を開始するに当たって、私たち看護師が必要な準備は何もありません。また、全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても、罰金などでお金を支払う必要もないですね。
履歴書や職務経歴書は、コンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に準備します。面談することで公立病院、クリニック、保育園、企業など進みたい方向性が明確に決まります。その段階で、書類など具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないですね。
まずは、転職するかどうか決めるためにも、面談だけでもしてみましょう。転職エージェントを利用すれば、面接対策から給与交渉まで全てサポートしてくれます。最短2週間で次の職場が決まるほど、スピーディに行動できます。
- 公式サイトから会員登録する(氏名や住所など1分程度)
- 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末可)
- 40分のキャリア面談は、電話でも対応してる(面談場所は新宿など、全国17カ所)
キャリア面談後には、条件に合う職場を20社ほど紹介してくれます。看護師免許を活かして働ける職場はたくさんあり、夜勤や残業がない職場が多い事にも驚きます。
もちろん、働きたいと思える病院がなければ、無理に職場を変える必要はありません。現在は、売り手市場なので、私たちが職場を選ぶ立場にありますね。キャリア面談は、私たちに新しい出会いの場を提供してくれます。
現在の職場に不満を感じているのであれば、まずは選択肢だけでも確認しましょう。先輩看護師の悪質なイジメやサービス残業、人間関係で消耗するほど無駄なことはないですね。患者さんのために働くためにも、まずは私たちが働きすい職場にいる必要があります。
具体的な行動に移さなければ、私たちの未来が変わることはありません。登録に必要な項目は少ないので、通勤中にスマホからでも登録できます。
会員登録と面談の日程調整、それから面談して求人を紹介してもらう、全ての工程で1時間も掛かりません。後からキャンセルもできるので、会員登録だけでも先に終わせた方が良いですね。登録フォームは1分で入力できます。
公式サイト:マイナビ看護師≪登録無料≫
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