苦労して看護師になるも、向いていないと感じる人は多いですよね。先輩看護師に教えて貰うもミスばかり、多忙で患者さんと触れ合う時間も少なく、やりがいを感じられないからです。でも、本当に私たち新人看護師は、この仕事に向いていないのでしょうか?
- 「仕事を教えてもらっても、いつもミスしてしまう…」
- 「2日連続で、重大なインシデント事故を起こした…」
- 「看護師になってたった8ヶ月で、うつ病と診断された…」
向いていないと感じる最大の理由は、先輩看護師と比較して自信を失くしてしまうからです。
私たち看護師の仕事は、1年目から覚えないといけない仕事が普通の会社員よりも多いです。さらに、患者さんの命を預かる仕事なのでミスが許されず、精神的なプレッシャーも大きいです。また、1年目から長時間労働で夜勤もあるため、身体的な負担も大きいですよね。
こうした過酷な労働環境の中で、若手が向いていないと感じるのは当たり前ですね。
実は、私たちに仕事を教えてくれる先輩看護師も、皆同じ道を辿ってきています。30代や40代のベテラン看護師のお話を聞くと、誰もが最初の1〜3年目は大変だったと教えてくれますね。それでも、あえて私たち新人看護師に厳しく接するのは、命を預かるミスが許されない仕事だからです。
失敗やミスが続いてしまう人、仕事が覚えられない人は、まずはしっかりと休息を取ることを第一に考えましょう。精神や身体が不安定な状態で働いたら、ベテラン看護師でもミスしてしまうからです。そして、教えてもらった内容、失敗やミスした事は、全てノートに記載しましょう。
ミスを繰り返す人とそうでない人の違いは、定期的に自分の作業を振り返るかだけです。
看護師がどうしても向いていないと思う人は、無理に続ける必要はありません。自分の努力だけでは解決できない問題もあるからです。看護業界には、人間関係が劣悪でブラックな病院も多いです。その場合は、看護師免許を活かして、民間企業や個人病院の受付で働く選択肢もありますね。
ここでは、看護師の仕事が向いていないと思う理由や対策方法を紹介します。
- 何度も失敗やミスを繰り返す、新人看護師の声は?
- 看護師が向いていないと感じる3つの理由は?
- 新人看護でも、今すぐできる対策方法は?
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仕事を教えてもらっても、失敗を繰り返してしまう…
1年目や2年目で、看護師が向いていないと感じる人は少なくありません。
Aさん)不器用で要領が悪く焦ると失敗ばかり…
4月に急性期病院に就職した新人看護師です。もう就職して2ヶ月経とうとしていますが、何も成長出来ていない気がします。違う病院に務めている友人は、夜勤の独り立ちしたとか言ってる人もいるのに・・・。また、2年目の先輩を見ているともう普通に働いてらっしゃるのですが、いつになったらそんな風になれるんでしょうか・・・。
病棟の仕事の流れもまだ全然理解できてなくて、1日のスケジュールも立てられないし、朝早くきて情報収集していますが、どこから情報をとったらいいのかあちこち見ているうちに時間がどんどん過ぎていってしまい、結局あまり情報とれてない状態で勤務がはじまってしまうので、今日やらないといけない大事なことも把握できてないと感じます。
毎日知識不足で、よく見る疾患とか、薬とか勉強しないといけないことが沢山ありすぎて、やらないと!とは思うのですが、何から手をつけたらいいかわからず、結局あまり勉強出来てません。患者さんのベッドサイドに行っても観察項目が頭に入ってなくて何を観察したらいいのかも分からないし、アセスメントもできない、先輩に言われたことをこなすことしかできないし、できないことだらけでとても情けないです・・・。
学生の頃から不器用で、焦るとさらに焦って色々失敗してしまう所もあるし、要領も悪いので、これから自分が自立して仕事ができるようになるイメージが全くできず、看護師に向いていないんじゃないかと思いとても辛いです。私の勤めている病院の中で1番病床数も少なくて、忙しくない病棟らしいのですが、今でも正直いっぱいいっぱいです。2ヶ月で甘いと思われると思いますが、いっそ辞めてしまいたいと思ってしまっています。病棟看護師には向いていないんじゃないかなーと。でも、今辞めてもほぼ新卒で何も出来ないのに外来やクリニックなどで働くことは難しいですよね・・・。こんな私でも向いている職場はあるんでしょうか。
みなさん1年目のこの時期はどんな感じでしたか?
参考:看護ROO
私たちに仕事を教えてくれる先輩看護師も、最初は皆そんなものですよ。
なぜならば、1年目で覚える仕事内容が多い上に、ハードな職場が多いからです。絶対にミスをできないプレッシャーもあるため、1年目は誰でも苦労します。先輩社員が厳しく指導しているのは、私たちが命を預かる特別な仕事だからです。先輩看護師も最初はできないと分かった上で、厳しく接していますね。
Bさん)2日連続でインシデント事故を起こした…
新人看護師ですが2回連続でインシデントを起こしてしまいました。
4月から働き始めた新人看護師です。昨日の日勤で、患者さんの点滴を日付を間違えてしまいました。5Rの日付を確認せずに点滴投与してしまって、夜勤さんから電話で確認がきました。投与した薬は全く同じものだったのですが…
そのことで今日の朝から師長やリーダーに事実確認して、夜勤さんに謝り昨日からそのことでかなりへこんでいたんです。もうやらないと思っていたのに、なんと今日もやってしまいました…
食前の内服薬(昼のみ)をまた日付を間違えて与薬していました。また5Rの日付だけ確認不足でのインシデントです。今日の勤務終了後、点滴のインシデントレポートを書き、先輩と振り返りをして、もうしないと誓ったのに、今電話が来て発覚しました。
もう、自分の確認不足にあきれて、薬に関わりたくないです。また同じことをしそうで怖いです。先輩との振り返りで反省も大事だけど自分で対策をちゃんと考えようね。といってもらったばかりだったのに。もう、働くことが怖いです。失敗が続き看護師として自分が働いていていいのかと考えてしまいました。わたしは看護師を辞めるべきなんでしょうか…
参考:Yahoo知恵袋
失敗やミスを繰り返してしまう看護師は多いです。なぜならば、長時間労働や夜勤で、精神的にも身体的にも心に余裕がない状態で働いているからです。
まずは、しっかりと休息取ることを考えましょう。そして、同じ失敗を繰り返さないように、ミスした内容や状況を細かくノートに記載しましょう。失敗談を定期的に見直し再発防止する以外で、同じ過ちを防ぐ事はできません。
Cさん)8ヶ月で鬱になり本気で死にたいと思った…
看護師1年目です。入職8ヶ月目で鬱病と診断されました。
現在傷病休暇中です。個人病院ですが、割と名の知れた大きな精神科病院に就職いたしました。先輩との人間関係はまぁまぁでしたが、師長からのパワハラモラハラが酷く夜勤明けに耐えきれず過量服薬で自殺を図ってしまいました。
プリセプターに相談しても、責任を負いたくないから自分はなにも言えないと言われほとんど指導もされず、放置され続けていました。他の新人はプリセプターが親身になって色々教えてくださっていて、疎外感を感じました。初めて行う技術の際に、他の新人よりも早く自立して欲しいと言われ急にやらされましたが、プリセプターは定時で帰り放置され次の日に私は師長に怒られました。プリセプターといい師長といいひどい扱いを受けてきました。
プリは昔からそう言う人で自分語りが好きな人だけど、責任は負いたくない人間だからあの人に相談しても無駄だよと周りの先輩からは言われていました。それ以上に師長が強くて、モラハラが酷くうつ状態で休職の相談をした際、今かかっている病院に転職すれば?とか、逃げてばっかりで働くの向いてないからこの先の人生働かないほうがいいんじゃないの?と言われました、そのほかにも患者様の食事介助中、他のスタッフが見ていない病室で号泣させられました。
私がこんな病院就職したくなかったなどありもない噂を立てられました。周りの先輩は、新人が嫌いだから毎年ターゲット作っていじめるから来年まで我慢するしかないねと言っていました。
しかし、なんで看護師なんてなってしまったのかと思い込み、いっそのこと死ねば楽になると思ってしまいました。どこの職場でも、合わない人はいると思いますが、こんな事で鬱になり休職しているような新人看護師では、今後看護師としてやっていくのは向いてないでしょうか?
参考:Yahoo知恵袋
死にたいと思うほど、看護師の仕事が辛いなら無理して働く必要はありません。看護師以外にも仕事はたくさんありますね。また、病院を変える事で解決できる問題ならば、今すぐに職場を変えることを考えましょう。看護業界には、人間関係が劣悪でブラックな病院も多いからです。
実際に、看護師のストレスの原因1位は人間関係が23%です(参考:看護師のストレス原因、1位は人間関係)。病院を変える事で、解決するケースも多いです。
では、私たち看護師が向いていないと思うのは、どういう時に感じるのでしょうか?
看護師が「向いてない」と感じる3つの理由は?
多くの新人看護師が「看護師に向いていない」と考える理由を見ていきましょう。
理由1:「失敗やミス」が多い(インシデントの3割は新人)
平成20年度インシデント報告数は全体で2,417件。看護職からは1,844件(76.3%)であった。そのうち看護師が直接関与した事例は996件で、配属年数別では1年未満が338件(33.9%)を占めた。
看護師のインシデントの3割は、配属1年目看護師が起こしています。
看護師が直接関与したインシデント事例は年間996件。その996件のうちの338件(33.9%)が1年未満の看護師の起こしたインシデントです。また、1~2年目の看護師については次いで187件と全体の20.8%を占めています。1年未満、1~2年目の看護師の起こしたインシデント数は全体の半数と高い割合になっていますね。
また、発生件数の推移においては新人看護師が配属されたばかりの4月よりも、独り立ちをする8-9月にピークが来ていることも見てとれます。そして1-2年目の看護師については年間を通して発生しています。
新人看護師がミス連発により学んだことと職場にギャップを感じ、離職を食い止めようと2010年4月より国により努力義務化された「プリセプター制度」が取り入れた例を見てもいかに新人看護師が他の世代の看護師に比べてミスをして悩んでいるかが分かります。
理由2:看護師の85.7%は「超過勤務」で疲弊してる
今回調査では、超過勤務をした正職員(フルタイム)の、①実際に行った超過勤務時間と、②うち申告した超過勤務時間を把握しています。その結果、①実超勤時間は平均18時間46分②申告超勤時間は8時間2分で、10時間43分の差異がありました。
超過勤務している看護師の割合は85.7%、平均超過時間勤務は18時間46分です。
加えて夜勤状況については「2交代制(16時間以上勤務)」をしているという割合が一番多い結果になっています。現在わが国では労働法制上は夜勤の長さや回数についての規制がなく、診療報酬・入院基本料の通則「夜勤に従事する看護職員の月平均夜勤時間数72時間以内」が多くの病院では暗黙の了解の通則になってしまっています。結果、看護師も勤務する病院の就業規則に従わざるを得ない状況です。
理由3:職場の「人間関係」が合わずストレス
病棟勤務は、病棟の特徴によって患者さんへのケアや業務にはさまざまな違いがあり、忙しさも異なります。そこへ人間関係、自分の性格等が絡むと当然不向きの病棟というのはでてくるのは当然です。
また、病棟看護師の仕事は24時間患者さんの看護を行う仕事。外来勤務と違い超過勤務、夜勤、日曜祝日出勤もあります。どうしても自分のライフスタイルに合わないということもあり得るでしょう。
新人看護師でも今すぐできる「対策方法」は?
対策1:まずはしっかりと「休息」をとる
- 仕事をミスなくこなせる3年目まで頑張る
- しっかりと休息をとる
- どうしても向いていなければ、転職も視野に入れる
夜勤や超過勤務により眠気を感じながら業務を行っていると判断力がにぶり、ミスを起こしてしまうのは当然です。
看護師以外の家族や友達とのつきあいで自分だけ看護師の勤務時間に合わせて生活リズムを作るということは難しいことかもしれません。しかし新人のうちは体内時計をメインの勤務時間に合わせて固定したり等、できる限り勤務時間中に疲労困憊してミスをすることがないようにしっかりと休息をとることが必要です。
私自身は初めはメインの勤務時間に合わせて生活リズムを整えていましたが次第に自分なりの仮眠のコツをつかんで今では少しの仮眠で業務中も眠気に邪魔されることはありません。何事も経験ですね。
対策2:日単位で「スケジュール」を作り先輩に確認する
- 仕事をミスなくこなせる3年目まで頑張る
- しっかりと休息をとる
- どうしても向いていなければ、転職も視野に入れる
1~2年目の看護師が一番ミスが多いということからも分かるように3年目になってくるとミスを犯すこともなくなります。プリセプターを任せられる看護師の半数が3年目というのにもようやくミスなく独り立ちした看護師に任せられるといった背景があるのではないでしょうか。
ミスをしてしまったらもう一度同じミスはしないように。ミスの起きた原因を考えて繰り返さないようにしましょう。そうすることで少しずつ仕事でのミスもなくなっていきます。尊敬しているベテラン看護師も必ず新人の時には「看護師に向いていなくてやめたい」と思っていた時期があります。
対策3:失敗点を「ノート」に取り何度も見返す
- 仕事をミスなくこなせる3年目まで頑張る
- しっかりと休息をとる
- どうしても向いていなければ、転職も視野に入れる
看護師になるには大変な努力と時間が必要です。だからといって精神的、肉体的にも自分を追い込まれている状況で看護師を続ける必要はありませんよね。
しかし辞める前に一度上司に相談をしてみましょう。自分には見えていないだけで上司が問題点に気づいているかもしれません。勤務病棟が変わるだけで解決できる問題に直面している場合もあります。また、看護師は病棟勤務だけが看護師ではありません。多忙すぎて生活リズムも滅茶苦茶、知識不足を補う勉強時間ももてない、という悩みを抱えているのであれば規則的で時間的にも余裕のあるクリニックでの外来勤務で資格を活かす道もあります。
理想的な職場を見つける方法は?
私たち看護師が精神的に追い込まれるのは、病院以外の選択肢がないと思うからです。現職以外の働き方があると知るだけで、私たちは前向きな気持ちで最適な仕事を見つけられます。
看護師は人材不足もあり、私たちは自由に職場を選択できる立場にあります。
方法1:残業が少ない日勤だけの病院で働く
看護師の人材不足もあり、私たちが利用しやすい転職サービスは増えています。
転職が一般化する以前は、ひとつの病院で定年まで働き続けるか、結婚や出産を機に退職かパートに切り替えるしか、私たちに選択肢はありませんでした。深刻な人手不足の現在では、各個人のライフスタイルに合わせて職場を選択できます。
- 夜勤や残業はあるが、月収40万円を稼げる病院
- 残業が10時間以下でも、月収30万円を稼げる病院
- 日勤だけで、毎日定時に帰宅できる個人病院やクリニック
- 託児所が完備され子育てや、職場復帰を支援してる病院
- 家族と時間を過ごすために、土日祝日に休める病院
- 産休や育休の実績があり、既婚者でも安心して働ける病院
転職サイトの「ナースではたらこ」は、全国に91,982件の求人があります。公式HPの検索画面を開き、「正看護師」「日勤のみ」で条件を検索すると、4,195件がヒットします。
日勤のみ、託児所付き、寮、家賃補助が付いて、月給は25〜27万円の求人がありますね。
方法2:病院以外の企業や介護施設で働く
看護師は必ずしも病院で働く必要はありません。看護師免許の資格を活かして、企業や市役所、保健所、介護施設で働く選択肢もあります。
- 土日休みで働ける、保育園や大学保健の管理センターで働く
- 看護師免許を活かして、市役所や保健所で保健師で働く
- 大手優良企業の医務室で、専属看護師として勤務する
- 定年後でも働きやすい、特別養護老人ホームや介護施設で働く
- 夜勤も残業もなく、高収入を得やすい訪問看護師で働く
看護師免許を活かして、大手企業で働く選択肢もあります。
日勤常勤で働ける企業の求人は、一般的に社会保険や賞与などの福利厚生が保障されています。契約期間が定められてないため、安定した労働環境で長期間働けます。夜勤も長時間労働もないため、安心して働けますね。
「ナースではたらこ」で検索条件に「企業」を入力したら、年収330〜420万円の求人が見つかります。
方法3:勤務地や時間を選択できる派遣で働く
看護師免許があれば、フルタイムで働く必要もないですね。勤務地や勤務時間を自由に選択して派遣で働く方法もあります。
- 育児や家事と両立するため、週3日で派遣で働く
- 短期間で貯金するために、時給2500円の高時給で働く
- 健診センターや採血など、日給2万円で単発のバイトをする
派遣で働く場合は、派遣専門のレバレジーズを利用しましょう。求人数2518件の中から、自分のライフスタイルに合わせて職場を選択できますね。
病院は全国どこにでもあるため、希望の職場が見つからない事はありません。
正社員ではなくあえて派遣で働く人は、結婚や出産でブランキ期間が長い女性、家事や育児と両立して働きたい人、語学留学やワーホリから帰宅して時短で働きたい人が、積極的に利用しています。
まとめ:看護師が向いてないと思ったら?
- ミスがなくなる3年目まで頑張る
- しっかり休息をとる
- 他の看護師を活かせる仕事を探す、もしくは看護師を辞める
新人看護師が「看護師に向いていない」と思う原因にはミスの連発があります。誰しもミスはあるもので看護師としてのステップの一つと考え、まずはミスが激減する3年は頑張ってみることが必要です。
そして24時間人の命を預かる病棟勤務。心身共に完全にリフレッシュし、常に万全な体調で職場に臨むこともミスを防ぐ上で重要です。リフレッシュ方法、自分の体の休め方を知ることも新人看護師の仕事の一つと考えて取り組んでみましょう。
理想は正看護師を続けながら、なおかつ夜勤や長時間労働がない職場で働く事です。現在看護師は売り手市場なので、私たちが望む働き方を目指すのは難しくありません。
1日でも早く行動に移した方が良い理由
看護業界では、常に慢性的な人材不足を抱えています。
平成26年の全国の看護職の有効求人倍率は、2.79倍です。求人数が185,578人に対して、求職者数は66,477人しかいません。毎年5.1万人の看護資格取得者がいる一方で、看護師を離職する人は16.1万人にも及びます。
2025年には約196~206万人の看護師等が必要と推計されています。順調に看護師が増えても、13万人が不足します。若年層が減少する中で、高校生の10人に1人が看護師にならなければいけない計算ですね。
人材不足は、私たち看護師にとって悪い事ではありません。なぜならば、看護師の需要が高い売り手市場を利用して、より労働条件が良い職場に転職し易いからです。実際に、多くの看護師が夜勤や残業がない職場に転職していますね。
しかしながら、この状況が長く続くとは限りません。
日本政府は人材不足を理由に外国人看護師の受け入れを検討しています。インドネシア、フィリピン、ベトナムから外国人看護師・介護福祉士を受け入れ、その数は2018年に5600人にも上ります(厚生労働省)。
私たち日本人看護師の代わりに、外国人が増える事で次のデメリットがありますね。
- 低賃金で働く労働者が多いと、看護師の平均年収が下がる
- 看護師の給与は他国と比較して高いため、たくさんの外国人が来日する
- 人材不足が解消されると、現職より好条件で転職するのが難しくなる
- 若手看護師が、経験を積める職場が少なくなる
- 有効求人倍率が1倍を切ると、転職したくてもできない
少子高齢化を理由に、今後も看護師の数が減り続けるのは間違いありません。日本政府が本格的に移民を受け入れたら、私たち看護師の仕事も外国人に奪われます。そうならないためにも、1日も早く自分に合う職場を見つける必要がありますね。
看護師の転職活動で必要なもの
転職活動を開始するに当たって、私たち看護師が必要な準備は何もありません。また、全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても、罰金などでお金を支払う必要もないですね。
履歴書や職務経歴書は、コンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に準備します。面談することで公立病院、クリニック、保育園、企業など進みたい方向性が明確に決まります。その段階で、書類など具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないですね。
まずは、転職するかどうか決めるためにも、面談だけでもしてみましょう。転職エージェントを利用すれば、面接対策から給与交渉まで全てサポートしてくれます。最短2週間で次の職場が決まるほど、スピーディに行動できます。
- 公式サイトから会員登録する(氏名や住所など1分程度)
- 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末可)
- 40分のキャリア面談は、電話でも対応してる(面談場所は新宿など、全国17カ所)
キャリア面談後には、条件に合う職場を20社ほど紹介してくれます。看護師免許を活かして働ける職場はたくさんあり、夜勤や残業がない職場が多い事にも驚きます。
もちろん、働きたいと思える病院がなければ、無理に職場を変える必要はありません。現在は、売り手市場なので、私たちが職場を選ぶ立場にありますね。キャリア面談は、私たちに新しい出会いの場を提供してくれます。
現在の職場に不満を感じているのであれば、まずは選択肢だけでも確認しましょう。先輩看護師の悪質なイジメやサービス残業、人間関係で消耗するほど無駄なことはないですね。患者さんのために働くためにも、まずは私たちが働きすい職場にいる必要があります。
具体的な行動に移さなければ、私たちの未来が変わることはありません。登録に必要な項目は少ないので、通勤中にスマホからでも登録できます。
会員登録と面談の日程調整、それから面談して求人を紹介してもらう、全ての工程で1時間も掛かりません。後からキャンセルもできるので、会員登録だけでも先に終わせた方が良いですね。登録フォームは1分で入力できます。
公式サイト:マイナビ看護師≪登録無料≫
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