新人看護師の多くが夜勤を怖いと思っています。
- 「夜勤時が一緒の先輩全員が怖くて夜勤に行きたくない」
- 「夜勤時の患者さん対応が怖くて仕方ない」
- 「夜勤は一人体制。急変時を考えると対応できるか不安で怖い。」
新人看護師の多くが夜勤が怖いと考えています。なぜでしょうか?
一つは人の命を預かる、緊張感のある職場で先輩たちもついつい後輩には厳しく指導してしまい、それが怖くなってしまうことです。約6割の看護師が「怖いと思う看護師が少しはいる」と回答していおり、「全く怖い先輩がいない」と答えているのは1割のみです。
また、患者との距離が近い分、看護師は様々なクレームを患者から直接受けることが多いです。事実、職員間のコミュニケーション不足や設備管理の不備などが患者にストレスを与え、それが看護師にクレームとしてかえってきます。言葉の暴力(精神的暴力)の頻度については約9割の看護師が「常にある~時々ある」となっています。
更に新人看護師の夜勤を怖がらせるのが「患者の急変時対応」です。
ここでは新人看護師が夜勤を怖いと思わせてしまう代表的な3つの理由を挙げ、それに対する対応策を紹介していきます。
- 怖いのは先輩、患者さんそして急変時
- 夜勤が怖い理由は?
- 夜勤が怖い看護師のための対策法
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夜勤中の看護師 怖いのは先輩と患者と急変
夜勤中、看護師が怖いと感じることは同じ職場の看護師、そして受け持つ患者さん、そしてなんといっても患者さんの急変対応です。
Aさん)夜勤時一緒の先輩全員が怖くて夜勤に行きたくない
辞めたいです。看護師1年目です。辞めたいです。もう限界です。明日から3日勤夜勤が始まります。フォローの先輩全員怖いです。動悸がして涙とまりません。バックれたたいです。社会人としてカスなのわかってます。で
ももう行きたくない。先輩の顔を思い浮かべただけで足がすくみます。助けて…
参考:Yahoo知恵袋
看護師一年目で先輩が怖い看護師はたくさんいます。
緊張感がある職場で先輩たちも失敗があってはならないので新人看護師と接する時はことさら緊張することでしょう。自分のできることをしっかりと真面目にしていれば問題ないと思いますが必要以上に先輩からの悪意を感じる場合は職場の上司等に相談して解決しましょう。
Bさん)夜勤時の患者さん対応が怖くて仕方ない
看護師です。夜勤しているときに、患者さんに大声で苦情言われました。そのときは怖くてしかたありませんでしたが、これってクレーマーでしょうか?
準夜帯で、空調が寒いとの訴えあり、エアコンの温度設定をあげて対応していました。
その後、1時に空調から冷たい風がでている、なんで対応しないのかと病棟中にひびきわたる大声で怒鳴られました。
準夜の看護師は温度設定後、部屋へ訪室したさい、不在で病棟をさがしたそうですがおられず、温度調節したそうです。
その後、一時間後にも訪室したさいはすでに入眠されていたそうです。その旨を深夜勤務の私に申し送りあり、その後大声で患者さんが怒鳴ってこられました。
お話をうかがい、冷たい風は空気循環の空調とわかり、ずっと大声だされるので施設担当の部門に連絡し、病院の空調自体を止めて対応しました。
しかし、怒りがおさまらないのか、お前の責任者を呼べ、病気の責任をお前にとらせる、減給させる、酸素吸入の代金は支払わないなどの発言が聞かれ、すごく恐怖を感じました。
管理当直を呼び、一緒にお話をうかがいましたが、後で思えば病院の理念や看護師の態度や設備、いろいろな話しがずれてきて2時間程度におよびました。
あとから落ち着いて考えると、クレーマーなのかな、と思いましたが、夜が明けると別人のように静かにすごしておられ、?とゆうかんじでした。
このケースの場合、クレーマーと考えてよいのでしょうか?
また会わないといけないかと思うと、怖くてなりません。
どう接していけばよいのでしょうか??参考:Yahoo知恵袋
患者さんからの言葉の暴力、身体的な暴力は実際に医療現場では増加傾向にあります。
患者さんに接するのは看護師なので直接不満をぶつけられるのが看護師なのでたまったものではありませんが、患者さんの意見をきちんと受け止め、また、言葉の暴力等がエスカレートしないよう、どんどん周りにあった事柄を報告していきましょう。組織として対応すべきことです。
Cさん)夜勤は一人体制。急変時を考えると対応できるか不安で怖い。
看護師です。
夜勤帯で急変があり、迅速な対応ができず先輩看護師に怒鳴られました。夜勤は人数も少ないため1人で見なくてはいけなく、また急変に当たったらどうしようと怖いです。
看護師の方、急変時などのアドバイスをいただきたいです。参考:Yahoo知恵袋
急変時対応は新人看護師が何よりも怖いものです。
夜勤が一人体制で自信がないまま急変時対応しないといけないのであれば、事前に急変時マニュアルを熟読、または先輩に十分に確認しておくなどして備えましょう。どうしても自信がないようであればその旨を上司に伝えてしばらくは夜勤から外してもらえないか相談しましょう。
若手看護師が夜勤が怖いと思う3つの理由
その1:6割の新人看護師は先輩が怖い
上記のアンケート結果を見ると新人看護師1171人中の6割が怖いと思う先輩が少しはいると答えています。特に、夜勤時は勤務人数が少ないことから自分が怖い先輩と二人で夜勤にあたってしまうと辛い夜勤がさらに過酷に感じられてしまうのも無理はないですよね。
自分から積極的に話かけたり、夜勤が始まる前に自分が不安に思っていることを相談してみたりと自分なりに努力してみても解決できないようであれば勇気を出して上司に相談してみましょう。
その2:患者さんの精神的暴力を受けたことのある看護師は9割近く
看護師が患者から身体的暴力、精神的暴力を受けることは珍しいものではありません。日本看護協会のの調べによると病院職員が患者から受けた精神的暴力の頻度は「時々ある~常にある」が9割近くに上っています。
病気の患者さんにストレスがたまっている場合もありますが、患者と医者とのコミュニケーションがとれていないイライラが夜間に爆発した、施設管理者が節電のために冷暖房を緩めて患者が不快感を感じている等、十分に理由が分かっている場合もあります。
精神的暴力ではなく、身体的な暴力も実際に報告されています。看護師の勤務中の安全を守ることは職場としては当然のことです。組織として対応していくことが大切なので少しでも危険を感じたり怖いと思ったら取り返しのつかない暴力になる前に職場に報告しておきましょう。
その3:急変時が怖い
新人看護師が夜勤時に何よりも怖いのは急変時の対応に慣れていないことではないでしょうか。
少しずつ場数を踏むごとに経験値もあがり、知識もついてきます。初めのうちは一つ一つ丁寧に確認して職場の急変時対応のマニュアルを見たり、急変時対応について勉強したり時間に余裕のある時に先輩看護師に確認したりしておきましょう。
夜勤が怖い看護師のための対策
対策1:上司に職場環境についての相談
先輩や患者が怖いなどの悩みは該当の先輩、患者さんと接さないように担当替えをしてもらったり、職場環境を変えることで解決できることもあります。
また、急変時対応にしてもその時にすぐに動けるように職場での勉強会を開催してもらったりと職場の人たちの手を借りて解決できることがあります。
自分一人で悩む前に上司に相談して周りの人の力を借りましょう。
対策2:夜勤に備えて体調を万全にする
自分の体調が万全でないと、先輩や患者さんに迷惑をかけてしまい、それがトラブルとなることもあります。急変時もせっかく身につけている知識を寝不足などでは十分に発揮することができません。
慣れるまでは夜勤に備えて自分の体調をしっかり整えましょう。
対策3:どうしても夜勤が怖いなら転職も視野に
色々努力してみてもそれでも夜勤が怖い、体調もどんどん壊していくばかり、、、という場合は思い切って夜勤なしの部署に異動を上司に相談、または夜勤のないクリニックや個人病院への転職も対策の一つです。
夜勤をするだけが看護師ではありません。怖い思いをして続けて精神的にも体力的にもボロボロになる前に自分に合った働き方を探しましょう。
理想的な職場を見つける方法は?
私たち看護師が精神的に追い込まれるのは、病院以外の選択肢がないと思うからです。現職以外の働き方があると知るだけで、私たちは前向きな気持ちで最適な仕事を見つけられます。
看護師は人材不足もあり、私たちは自由に職場を選択できる立場にあります。
方法1:残業が少ない日勤だけの病院で働く
看護師の人材不足もあり、私たちが利用しやすい転職サービスは増えています。
転職が一般化する以前は、ひとつの病院で定年まで働き続けるか、結婚や出産を機に退職かパートに切り替えるしか、私たちに選択肢はありませんでした。深刻な人手不足の現在では、各個人のライフスタイルに合わせて職場を選択できます。
- 夜勤や残業はあるが、月収40万円を稼げる病院
- 残業が10時間以下でも、月収30万円を稼げる病院
- 日勤だけで、毎日定時に帰宅できる個人病院やクリニック
- 託児所が完備され子育てや、職場復帰を支援してる病院
- 家族と時間を過ごすために、土日祝日に休める病院
- 産休や育休の実績があり、既婚者でも安心して働ける病院
転職サイトの「ナースではたらこ」は、全国に91,982件の求人があります。公式HPの検索画面を開き、「正看護師」「日勤のみ」で条件を検索すると、4,195件がヒットします。
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方法2:病院以外の企業や介護施設で働く
看護師は必ずしも病院で働く必要はありません。看護師免許の資格を活かして、企業や市役所、保健所、介護施設で働く選択肢もあります。
- 土日休みで働ける、保育園や大学保健の管理センターで働く
- 看護師免許を活かして、市役所や保健所で保健師で働く
- 大手優良企業の医務室で、専属看護師として勤務する
- 定年後でも働きやすい、特別養護老人ホームや介護施設で働く
- 夜勤も残業もなく、高収入を得やすい訪問看護師で働く
看護師免許を活かして、大手企業で働く選択肢もあります。
日勤常勤で働ける企業の求人は、一般的に社会保険や賞与などの福利厚生が保障されています。契約期間が定められてないため、安定した労働環境で長期間働けます。夜勤も長時間労働もないため、安心して働けますね。
「ナースではたらこ」で検索条件に「企業」を入力したら、年収330〜420万円の求人が見つかります。
方法3:勤務地や時間を選択できる派遣で働く
看護師免許があれば、フルタイムで働く必要もないですね。勤務地や勤務時間を自由に選択して派遣で働く方法もあります。
- 育児や家事と両立するため、週3日で派遣で働く
- 短期間で貯金するために、時給2500円の高時給で働く
- 健診センターや採血など、日給2万円で単発のバイトをする
派遣で働く場合は、派遣専門のレバレジーズを利用しましょう。求人数2518件の中から、自分のライフスタイルに合わせて職場を選択できますね。
病院は全国どこにでもあるため、希望の職場が見つからない事はありません。
正社員ではなくあえて派遣で働く人は、結婚や出産でブランキ期間が長い女性、家事や育児と両立して働きたい人、語学留学やワーホリから帰宅して時短で働きたい人が、積極的に利用しています。
まとめ:新人看護師が怖い夜勤を克服する方法
- 上司に職場環境について相談する。
- 夜勤に備えて体調を万全にする。
- どうしても夜勤が怖いならクリニックや個人病院への転職も視野に入れる。
新人看護師の多くが夜勤が怖いと考えていますね。
約6割の看護師が「怖いと思う看護師が少しはいる」と回答していおり、「全く怖い先輩がいない」と答えているのは1割のみです。
また、患者との距離が近い分、看護師は様々なクレームを患者から直接受けることが多いです。事実、職員間のコミュニケーション不足や設備管理の不備などが患者にストレスを与え、それが看護師にクレームとしてかえってきます。言葉の暴力(精神的暴力)の頻度については約9割の看護師が「常にある~時々ある」となっています。
更に新人看護師の夜勤を怖がらせるのが「患者の急変時対応」です。
しかし、これら新人ならではの悩みは上司に相談して環境を変えること、自分自身で体調を万全に整えて仕事のミスを減らす、また、転職をするという対策で解決することができます。
少しでも夜勤の負担を減らして、長く看護師を続けて行けるようにしましょう。
1日でも早く行動に移した方が良い理由
看護業界では、常に慢性的な人材不足を抱えています。
平成26年の全国の看護職の有効求人倍率は、2.79倍です。求人数が185,578人に対して、求職者数は66,477人しかいません。毎年5.1万人の看護資格取得者がいる一方で、看護師を離職する人は16.1万人にも及びます。
2025年には約196~206万人の看護師等が必要と推計されています。順調に看護師が増えても、13万人が不足します。若年層が減少する中で、高校生の10人に1人が看護師にならなければいけない計算ですね。
人材不足は、私たち看護師にとって悪い事ではありません。なぜならば、看護師の需要が高い売り手市場を利用して、より労働条件が良い職場に転職し易いからです。実際に、多くの看護師が夜勤や残業がない職場に転職していますね。
しかしながら、この状況が長く続くとは限りません。
日本政府は人材不足を理由に外国人看護師の受け入れを検討しています。インドネシア、フィリピン、ベトナムから外国人看護師・介護福祉士を受け入れ、その数は2018年に5600人にも上ります(厚生労働省)。
私たち日本人看護師の代わりに、外国人が増える事で次のデメリットがありますね。
- 低賃金で働く労働者が多いと、看護師の平均年収が下がる
- 看護師の給与は他国と比較して高いため、たくさんの外国人が来日する
- 人材不足が解消されると、現職より好条件で転職するのが難しくなる
- 若手看護師が、経験を積める職場が少なくなる
- 有効求人倍率が1倍を切ると、転職したくてもできない
少子高齢化を理由に、今後も看護師の数が減り続けるのは間違いありません。日本政府が本格的に移民を受け入れたら、私たち看護師の仕事も外国人に奪われます。そうならないためにも、1日も早く自分に合う職場を見つける必要がありますね。
看護師の転職活動で必要なもの
転職活動を開始するに当たって、私たち看護師が必要な準備は何もありません。また、全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても、罰金などでお金を支払う必要もないですね。
履歴書や職務経歴書は、コンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に準備します。面談することで公立病院、クリニック、保育園、企業など進みたい方向性が明確に決まります。その段階で、書類など具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないですね。
まずは、転職するかどうか決めるためにも、面談だけでもしてみましょう。転職エージェントを利用すれば、面接対策から給与交渉まで全てサポートしてくれます。最短2週間で次の職場が決まるほど、スピーディに行動できます。
- 公式サイトから会員登録する(氏名や住所など1分程度)
- 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末可)
- 40分のキャリア面談は、電話でも対応してる(面談場所は新宿など、全国17カ所)
キャリア面談後には、条件に合う職場を20社ほど紹介してくれます。看護師免許を活かして働ける職場はたくさんあり、夜勤や残業がない職場が多い事にも驚きます。
もちろん、働きたいと思える病院がなければ、無理に職場を変える必要はありません。現在は、売り手市場なので、私たちが職場を選ぶ立場にありますね。キャリア面談は、私たちに新しい出会いの場を提供してくれます。
現在の職場に不満を感じているのであれば、まずは選択肢だけでも確認しましょう。先輩看護師の悪質なイジメやサービス残業、人間関係で消耗するほど無駄なことはないですね。患者さんのために働くためにも、まずは私たちが働きすい職場にいる必要があります。
具体的な行動に移さなければ、私たちの未来が変わることはありません。登録に必要な項目は少ないので、通勤中にスマホからでも登録できます。
会員登録と面談の日程調整、それから面談して求人を紹介してもらう、全ての工程で1時間も掛かりません。後からキャンセルもできるので、会員登録だけでも先に終わせた方が良いですね。登録フォームは1分で入力できます。
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