「アクシデント続きでミスが怖い」、「体力的にきつい」等で夜勤をやめたいと思っている看護師はたくさんいます。多くの看護師が夜勤をやめたいと思っているのにも関わらず、すぐに決断できないのはなぜでしょうか?
- 「夜勤が辛く、休みの日は一日中寝ている…」
- 「救命で多忙な夜勤。先輩には怒られ、邪魔者扱い…」
- 「夜勤時のアクシデント続きで自信喪失…」
夜勤をやめる最大のメリットは、健康な心と体を取り戻せることです。
夜勤交代勤務者の乳がん、循環機能障害、月経困難は日勤者よりも1.5倍~3倍のリスクに跳ね上がります。また夜勤交代勤務者の約80%は何らかの睡眠障害を抱えていると言われ、うつなどのメンタル障害に陥る危険性も非常に高い状態です。
またこのような高リスクを抱え、長時間勤務、短い休息を繰り返していれば次第に仕事のミスも増え、自己嫌悪に陥る看護師も少なくありません。
しかし夜勤をやめて日中に働くと、病気のリスクも減り、睡眠不足や慢性疲労が緩和されることにより、正常な判断も蘇ってくるはずです。夜勤を離れて日勤業務をしていく中で徐々に仕事に対する自信も取り戻せるメリットがでてきます。
一方で夜勤をやめる唯一のデメリットとして考えられるのが収入の減少ですが、これは考え方によります。
看護師経験1~5年目の日勤のみの看護師の平均給与は年収391万6、433円です。対して、全職種の女性平均年収は377万8、200円。
夜勤をやめたとしても依然、看護師の年収は、一般の女性平均年収より高い金額がもらえていますよね。
これをデメリットととるか、メリットととるかはあなた次第です。私個人としては、これはデメリットではありません。もしこの収入で足りなければ看護師のスポットバイトなどをして足せばいいし、何よりも規則的な生活と健康を手に入れるほうが私にとっては一番重要です。
ここでは、夜勤をやめたい看護師向けに「夜勤が辛くてやめたい看護師の声」、「夜勤をやめるメリット、デメリット」、「夜勤をやめたいと思った時の対策」を説明していきます。
- 夜勤が辛くてやめたい看護師の声
- 夜勤をやめるメリット、デメリット
- 夜勤をやめたいと思った時の対策
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夜勤が辛い…夜勤をやめたい看護師の声
若手看護師の多くが看護師をやめたいと思っています。
Aさん)夜勤が辛く、休みの日は一日中寝ている…
看護師を辞めたいと思っています。
看護師3年目です。子供の頃からなりたい職業があったのですが親に反対され、安定性を求め4年制の看護大学へ進学し看護師になりました。
素晴らしい仕事であるとは感じるのですが、3年間、自分には合わないと思い続けています。毎日仕事に行くのが辛いです。
夜勤が体力的に辛いです。休みの日は疲れて1日中寝ています。
いつか重大な事故を起こしてしまうかもしれないと思うと怖く、ストレスです。看護師以外の仕事、できればなりたかった職業に転職したいと思ったのですが、やはり収入の面を考えると不安です。
またなりたかった職業は2年間専門学校に通う必要があり年齢的に不安です…周りに転職した者がいないため、経験のある方などいらっしゃったらお話を聞きたいです。よろしくお願いします。
参考:Yahoo知恵袋
夜勤をしていることにより、睡眠不足となり、慢性疲労がたまり高ストレス度の中働いていると、事故リスクも高まることが分かっています。いつか重大なミスを起こしてしまうかも、、と考えるのは当然のことです。
夜勤をやめてしまうと収入面でも不安になるでしょうが、やめたとしても看護師は一般の職業の女性よりも高水準の収入が保てることが分かっています。他の仕事がしたいということであれば、思いきって他の仕事にチャレンジをし、看護師資格を活かした単発バイトやパート等で収入を増やすことも可能です。看護師資格を持っている以上、多様な働き方ができます。今後のことを考えるときの参考にしましょう。
Bさん)救命で多忙な夜勤。先輩には怒られ、邪魔者扱い…
看護師の夜勤。26歳、独身。
3次救命がある病院で勤務してます。2次救急外来と3次救命で今、勤務してます。
4年間、救命で勤務して夜勤が体力的に苦で退職しました。当時は夜勤10回と日勤が数日でした。
5ヶ月間は無職で7月からまた働き始めましたが大きい病院に就職をし、夜勤は月2回との事でしたがまた部署が同じ救命で今月は夜勤8回あります。
面接の際にも夜勤が体力的にもキツイので〜と伝えてましたし月2回しかないから大丈夫だよ!と言われてたのに…研修3日間終えていきなり初日が夜勤でした。
16時〜翌朝9時までが労働時間で休憩は90分で夕飯たべれるのは日付超えてからになります。
救急なので忙しさはその日違いますが、リリーフなどやる事はとにかく沢山です。昨日初めての勤務で40歳の女性が私に仕事を教えてくれるとの事でしたのに「前の病院のが大きいし分かるでしょ?てか見て覚えて?いちいち言わせないでね?」と言われました。
全くやり方など病院によって違うので教えてほしいことを伝えたら
「はい?え?見て覚えられないの?4年間、救命で何してたの?」とペンを投げられました。
私が聞けば怒るし、医師と行動してたら
「あーもうそれ違うし!さっきの見てなかったの?はぁーもう違う。で?何がしたいの?」と言います。
他の看護師で1番歳近くても36歳などです。みんなそのおばさんが怖いのか私に声掛けてくれず話しかけても「私には聞かないで。あの人に私が怒られるから。」と言われます。
正直、看護師になる前の実習でも前の職場でも普通のアルバイトでもとにかくここまで仕事を教えてもらえず聞けば怒るし教えてもらってないのに一方的に怒られ、邪魔者扱いされるのは初めてで戸惑ってます。
苛々と自分が惨めで情けなさと色々な気持ちが昨日の夜勤で込み上げてきて、今日夜勤明けで病棟師長に相談しましたが…
「まぁ部署によって夜勤回数は違うし、あの人はそういう人間だから耐えるしかない。人が足りてないから変える事はできないし…どうしようもないわね。」と言われました。
40歳のおばさんには
「男性看護師を採用する様に言ったのにね〜また女やし、しかも二十代…はぁ…救命の経験者だからだろうけどさ、女はいらんっつーの」と言われました。
友達や家族にも相談できず…正直もう辞めたいです。辞めたくてたまらないです。
最初からクリニックに転職すれば良かったのに自業自得なのはわかってます。
シフトを見る限り本当に人が足りてなくて、新人である私はもう既に1人とカウントされてシフト組まれてるので…いきなり辞めたら多大なるご迷惑をおかけするのは分かってますが…耐えれないです。やはり、7月だけは頑張った方がよろしいでしょうか???
それとも、病棟師長にもう辞めると言って辞めさせてもらえるのでしょうか…人を変えたり部署異動する事はできないと言われました。
せめて誰か違う人に変えてもらうか日勤で数日でいいからこの病院のやり方を教わりたい。と病棟師長に伝えましたが
「シフト見て分かる通りもう動かすとなったら大変なのよー。無理ねぇ…」と言われました。ちなみに、日曜日も夜勤ですが今月は夜勤も日勤も全てそのおばさんと組まれてます。
憂鬱です…わからない事、教えてもらえず一方的に怒られるのが…言い返してしまいそうです。ブチギレて夜勤中でも仕事放棄して帰ってしまいそうな自分がいます…。
参考:Yahoo知恵袋
勤務時間中の休憩が少ないことも加え、シフトも多く勤務間のインターバルも短い…。おまけに職場に苦手な人間がいるとなると、ただでさえ夜勤で体が疲弊しているのに精神的にも参ってしまいそうです。
自覚症状がなくても夜勤は様々な疾病リスクとうつ病発症リスクも日勤のみと比べて高くなります。気づい他時には時すでに遅し、、となる前に自分で見切りをつけることも必要ですね。他の人への迷惑を考えるのも重要ですが、自分の健康を第一に考えましょう。
Cさん)夜勤時のアクシデント続きで自信喪失…
看護師5年目になります。夜勤の時のアクシデントに悩んでいます。
普段自立していて転ばないような方が転んだり、ポータブルトイレ使用時に見守りをしていたのにも関わらず、患者さんがよろけて転んでしまったり。拘縮している人にチューブを抜かれたり。。
自分が本当に嫌になります。注意しているつもりでも全て気の緩みだと思っています。今まで何度レポートを書いたのかわかりません。アクシデントを起こすたびに気分が下がり何もしたくなくなります。看護師辞めたいって思うこともあります。
参考:Yahoo知恵袋
夜間時は看護師自身の疲労による不注意やミスが日中よりも起きやすいです。一方で高齢者は夜間の転倒発生率が多かったり、慣れない入院で眠れなくて徘徊してしまうという要因もあります。アクシデントを起こすのも全てが自分のせいではなく、夜間時の人手不足や設備環境が原因の場合もあり得るのです。
しかし、あまりにも自己嫌悪に陥るようであれば、一度夜勤をやめて日勤のみで働いてみましょう。規則正しい生活リズムで働くことにより、夜間に起きる判断ミスがなくなり次第に自信も取り戻せるかもしれませんね。
夜勤をやめるメリット、デメリットは?
夜勤をやめることで生じるメリットとデメリットを考えてみましょう。
その1:最大のメリットは健康な心と体が取り戻せること
- 睡眠不足によるうつ(夜勤看護師の80%は睡眠障害)
- 乳がん(夜勤に20年以上従事した看護師の乳がん発症リスクは1.79倍)
- 高血圧症や心筋梗塞、脳梗塞などの循環機能障害(日勤者の3倍のリスク)
- 月経痛、月経過多(夜勤勤務なし看護師の1.5倍)
(参考:日本職業・災害医学会会誌 JJOMT Vol. 66, No. 3 、日本看護学校協議会共済会、福井新聞、日本乳癌学会)
夜勤交代勤務者の乳がん、循環機能障害、月経困難は日勤者よりも1.5倍~3倍のリスクに跳ね上がります。
また夜勤交代勤務者の約80%は何らかの睡眠障害を抱えていると言われ、うつなどのメンタル障害に陥る危険性も非常に高い状態です。事実、3人に一人の看護師が職場にメンタル障害の人いると言われています。(参考:月刊誌医療労働調べ)
夜勤を離れる最大のメリットは健康な体と心を取り戻せることです。少しでも不調を感じているのであれば、病気のリスクが本当に病気へと本格化する前にゆっくりと休息をとりましょう。夜勤を無理して続け、自分が病気になることだけは避けたいですね。
その2:日勤勤務はミスが夜勤の1/4~1/3減・自信を取り戻せる
(参考:看護師の夜勤・交代制勤務に関するデータ )
夜間時の勤務は日勤時より事故リスクが高いこともわかっています。
日勤のみの週40時間の労働と比べると夜勤8時間労働×6回は事故リスクが41%増。夜勤12時間労働×4回は55%も事故リスクが上がります。
夜勤時にインシデントやアクシデントを起こしてしまい、自信をなくして自己嫌悪に陥ってしまう看護師がいますが当然のことです。なぜなら連続夜勤による慢性疲労や睡眠不足による判断力の低下等で夜間は特に事故が起きやすいからです。
夜勤をやめることによって睡眠不足や慢性疲労が緩和され、正常な判断ミスも蘇ってくるはずです。夜勤を離れて日勤業務をしていく中で徐々に仕事に対する自信も取り戻せるでしょう。
その3:日勤のみ平均年収3,916,433円はデメリットなのか?
(参考:看護roo)
夜勤手当の月平均夜勤手当の月額平均は3交代制勤務で3万5,486円、2交代制勤務で4万9,551円となります。夜勤をやめるとこれらの金額が単純になくなるのでこれがデメリットと言えることもできるでしょう。
しかしどうでしょう。
看護師経験1~5年目の日勤のみの看護師の平均給与は年収391万6、433円です。対して、全職種の女性平均年収は377万8、200円。
夜勤をやめたとしても依然、看護師の年収は、一般の女性平均年収よりは高い金額がもらえていますよね。
確かに、夜勤をしている時よりは収入は下がってしまうかもしれません。しかしそれでも一般の職種の女性よりは高水準の収入をもらうことができます。これをデメリットととるか、メリットととるかはあなた次第です。
日勤のみでも美容クリニック勤務は通常より高額であったり、日勤のみで働いていても少しお小遣い稼ぎがしたいなと思えば単発のバイトで給料をアップさせることも可能です。看護師資格さえあれば、多様な働き方が可能です。
個人的には体のことを第一に優先して一度夜勤から離れることが、夜勤で疲弊した看護師にはおすすめです。
「夜勤をやめたい」と思った時の対策方法は?
では具体的に、「夜勤をやめたい」と思った時の対策法を見ていきましょう。
対策1:職場の上司に相談をして休息をとる
過労気味では、、、?と感じたらまずは何よりも体を休めることが必要です。
まずは自分の職場の上司に相談をして、このままでは働き続けることができない、不安だということを伝えましょう。勤務時間の短縮や、夜勤の免除等に応じてもらえるかもしれません。運がよければ、今は「働き方改革法」施行直後の追い風で、過酷な職場環境のきっかけとなる可能性もあります。
しばらく休息をとればまた元気に働くことができるかもしれませんよね。
対策2:日勤のみの外来や夜勤のない病棟への異動願い
夜勤交代勤務をやめない限りは疲労が回復しない、もう体が夜勤についていけないという場合は無理をすることはありません。日勤のみの外来病棟や夜勤のない病棟への異動願いを上司に出しましょう。夜間に勤務しないことで生活リズムが整い、心身共に健康を取り戻すことができます。
病棟と外来勤務は環境ががらりと変わるので気分も変わり、新たな気持ちで働けるはずです。
対策3:規則的な勤務のできるクリニックや個人病院への転職
上司に相談しても環境が改善されず、異動希望も難しいようであれば、規則的な勤務が可能なクリニックや個人病院への転職も選択肢の一つです。
思い切って看護師をやめてしまうという手もありますが、せっかく持っている看護師という資格を手放す前にもう一度環境を変えて看護師として働いてみませんか?夜勤交代勤務がなく、心身共に元気に看護師として働ける職場はたくさんあります。
また、夜勤をやめることに給与面での不安もあると思いますが、最近は日勤のみでも高収入をもらえるクリニックなども増えてきています。
何よりも大事なのはあなた自身の体調です。体を壊してまで夜勤看護師を続ける必要はありません。
理想的な職場を見つける方法は?
私たち看護師が精神的に追い込まれるのは、病院以外の選択肢がないと思うからです。現職以外の働き方があると知るだけで、私たちは前向きな気持ちで最適な仕事を見つけられます。
看護師は人材不足もあり、私たちは自由に職場を選択できる立場にあります。
方法1:残業が少ない日勤だけの病院で働く
看護師の人材不足もあり、私たちが利用しやすい転職サービスは増えています。
転職が一般化する以前は、ひとつの病院で定年まで働き続けるか、結婚や出産を機に退職かパートに切り替えるしか、私たちに選択肢はありませんでした。深刻な人手不足の現在では、各個人のライフスタイルに合わせて職場を選択できます。
- 夜勤や残業はあるが、月収40万円を稼げる病院
- 残業が10時間以下でも、月収30万円を稼げる病院
- 日勤だけで、毎日定時に帰宅できる個人病院やクリニック
- 託児所が完備され子育てや、職場復帰を支援してる病院
- 家族と時間を過ごすために、土日祝日に休める病院
- 産休や育休の実績があり、既婚者でも安心して働ける病院
転職サイトの「ナースではたらこ」は、全国に91,982件の求人があります。公式HPの検索画面を開き、「正看護師」「日勤のみ」で条件を検索すると、4,195件がヒットします。
日勤のみ、託児所付き、寮、家賃補助が付いて、月給は25〜27万円の求人がありますね。
方法2:病院以外の企業や介護施設で働く
看護師は必ずしも病院で働く必要はありません。看護師免許の資格を活かして、企業や市役所、保健所、介護施設で働く選択肢もあります。
- 土日休みで働ける、保育園や大学保健の管理センターで働く
- 看護師免許を活かして、市役所や保健所で保健師で働く
- 大手優良企業の医務室で、専属看護師として勤務する
- 定年後でも働きやすい、特別養護老人ホームや介護施設で働く
- 夜勤も残業もなく、高収入を得やすい訪問看護師で働く
看護師免許を活かして、大手企業で働く選択肢もあります。
日勤常勤で働ける企業の求人は、一般的に社会保険や賞与などの福利厚生が保障されています。契約期間が定められてないため、安定した労働環境で長期間働けます。夜勤も長時間労働もないため、安心して働けますね。
「ナースではたらこ」で検索条件に「企業」を入力したら、年収330〜420万円の求人が見つかります。
方法3:勤務地や時間を選択できる派遣で働く
看護師免許があれば、フルタイムで働く必要もないですね。勤務地や勤務時間を自由に選択して派遣で働く方法もあります。
- 育児や家事と両立するため、週3日で派遣で働く
- 短期間で貯金するために、時給2500円の高時給で働く
- 健診センターや採血など、日給2万円で単発のバイトをする
派遣で働く場合は、派遣専門のレバレジーズを利用しましょう。求人数2518件の中から、自分のライフスタイルに合わせて職場を選択できますね。
病院は全国どこにでもあるため、希望の職場が見つからない事はありません。
正社員ではなくあえて派遣で働く人は、結婚や出産でブランキ期間が長い女性、家事や育児と両立して働きたい人、語学留学やワーホリから帰宅して時短で働きたい人が、積極的に利用しています。
まとめ:夜勤をやめたいと思ったら…
- 職場の上司に相談をして休息をとる
- 日勤のみの外来や夜勤のない病棟への異動願い
- 規則的な勤務のできるクリニックや個人病院への転職
夜勤をやめる最大のメリットは、健康な心と体を取り戻せることです。
夜勤交代勤務者の乳がん、循環機能障害、月経困難は日勤者よりも1.5倍~3倍のリスクに跳ね上がります。また夜勤交代勤務者の約80%は何らかの睡眠障害を抱えていると言われ、うつなどのメンタル障害に陥る危険性も非常に高い状態です。
またこのような高リスクを抱え、長時間勤務、短い休息を繰り返していれば次第に仕事のミスも増え、自己嫌悪に陥る看護師も少なくありません。
しかし夜勤をやめて日中に働くと、病気のリスクも減り、睡眠不足や慢性疲労が緩和されることにより、正常な判断も蘇ってくるはずです。夜勤を離れて日勤業務をしていく中で徐々に仕事に対する自信も取り戻せるメリットがでてきます。
一方で夜勤をやめる唯一のデメリットとして考えられるのが収入の減少ですが、これは考え方によります。
看護師経験1~5年目の日勤のみの看護師の平均給与は年収391万6、433円です。対して、全職種の女性平均年収は377万8、200円。
夜勤をやめたとしても依然、看護師の年収は、一般の女性平均年収より高い金額がもらえていますよね。
これをデメリットととるか、メリットととるかはあなた次第です。私個人としては、これはデメリットではありません。もしこの収入で足りなければ看護師のスポットバイトなどをして足せばいいし、何よりも規則的な生活と健康を手に入れるほうが私にとっては一番重要です。
ここでは、夜勤をやめたい看護師向けに「夜勤が辛くてやめたい看護師の声」、「夜勤をやめるメリット、デメリット」、「夜勤をやめたいと思った時の対策」を説明していきます。
1日でも早く行動に移した方が良い理由
看護業界では、常に慢性的な人材不足を抱えています。
平成26年の全国の看護職の有効求人倍率は、2.79倍です。求人数が185,578人に対して、求職者数は66,477人しかいません。毎年5.1万人の看護資格取得者がいる一方で、看護師を離職する人は16.1万人にも及びます。
2025年には約196~206万人の看護師等が必要と推計されています。順調に看護師が増えても、13万人が不足します。若年層が減少する中で、高校生の10人に1人が看護師にならなければいけない計算ですね。
人材不足は、私たち看護師にとって悪い事ではありません。なぜならば、看護師の需要が高い売り手市場を利用して、より労働条件が良い職場に転職し易いからです。実際に、多くの看護師が夜勤や残業がない職場に転職していますね。
しかしながら、この状況が長く続くとは限りません。
日本政府は人材不足を理由に外国人看護師の受け入れを検討しています。インドネシア、フィリピン、ベトナムから外国人看護師・介護福祉士を受け入れ、その数は2018年に5600人にも上ります(厚生労働省)。
私たち日本人看護師の代わりに、外国人が増える事で次のデメリットがありますね。
- 低賃金で働く労働者が多いと、看護師の平均年収が下がる
- 看護師の給与は他国と比較して高いため、たくさんの外国人が来日する
- 人材不足が解消されると、現職より好条件で転職するのが難しくなる
- 若手看護師が、経験を積める職場が少なくなる
- 有効求人倍率が1倍を切ると、転職したくてもできない
少子高齢化を理由に、今後も看護師の数が減り続けるのは間違いありません。日本政府が本格的に移民を受け入れたら、私たち看護師の仕事も外国人に奪われます。そうならないためにも、1日も早く自分に合う職場を見つける必要がありますね。
看護師の転職活動で必要なもの
転職活動を開始するに当たって、私たち看護師が必要な準備は何もありません。また、全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても、罰金などでお金を支払う必要もないですね。
履歴書や職務経歴書は、コンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に準備します。面談することで公立病院、クリニック、保育園、企業など進みたい方向性が明確に決まります。その段階で、書類など具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないですね。
まずは、転職するかどうか決めるためにも、面談だけでもしてみましょう。転職エージェントを利用すれば、面接対策から給与交渉まで全てサポートしてくれます。最短2週間で次の職場が決まるほど、スピーディに行動できます。
- 公式サイトから会員登録する(氏名や住所など1分程度)
- 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末可)
- 40分のキャリア面談は、電話でも対応してる(面談場所は新宿など、全国17カ所)
キャリア面談後には、条件に合う職場を20社ほど紹介してくれます。看護師免許を活かして働ける職場はたくさんあり、夜勤や残業がない職場が多い事にも驚きます。
もちろん、働きたいと思える病院がなければ、無理に職場を変える必要はありません。現在は、売り手市場なので、私たちが職場を選ぶ立場にありますね。キャリア面談は、私たちに新しい出会いの場を提供してくれます。
現在の職場に不満を感じているのであれば、まずは選択肢だけでも確認しましょう。先輩看護師の悪質なイジメやサービス残業、人間関係で消耗するほど無駄なことはないですね。患者さんのために働くためにも、まずは私たちが働きすい職場にいる必要があります。
具体的な行動に移さなければ、私たちの未来が変わることはありません。登録に必要な項目は少ないので、通勤中にスマホからでも登録できます。
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