夜勤交代制勤務をしている看護師は、夜勤中や夜勤前後に吐き気を感じることが多いです。なぜでしょうか?
- 朝起きるとめまいと吐き気・うつと診断された…
- 夜勤中に吐き気・めまいで救急搬送・脳梗塞と診断…
- 吐き気、頭痛、めまいで病欠…自立神経失調症ではと診断…
交代制夜勤をしていると一般の人のような生活リズムを保つのが難しくなってきます。それに伴い、自立神経失調症、脳梗塞などの循環器障害、うつ病等のリスクがあがります。特に死に至る可能性もある脳梗塞などの循環器障害は日勤者の3倍のリスクになると言われています。
こうした夜勤勤務者が日勤者よりもなるリスクの高い病気の前兆として「吐き気」を感じていることが大いに考えられます。
ここでは「吐き気から病気が判明した看護師たちの声」、「吐き気は夜勤でリスクがあがる病気の前兆?」、「吐き気に悩まされている夜勤看護師の対処法」を説明していきます。
- 吐き気から病気が判明した看護師たちの声
- 吐き気は夜勤でリスクがあがる病気の前兆かも…
- 吐き気に悩まされている看護師の対策法
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吐き気、めまいを訴え脳梗塞で救急搬送…
吐き気をきっかけに医師を受診し、うつや自立神経失調症と診断されています。また、脳梗塞で搬送された事例も…。
Aさん)朝起きるとめまいと吐き気・うつと診断された…
転職したばかりで朝、起きるとめまいと吐きけがひどく出勤するのが怖くなります。鬱と診断されました。会社辞めたくないとお願してきましたがダメみたいです。
仕事は看護師なのにゴミ捨てと風呂介助だけでへとへとでこれから先夜勤もできる自信はないのです。しかし辞めるのは逃げるみたいで嫌なのです
補足自分の甘えだとか怠けとかわかってるんです、乗り越えれないんです。
孤立してしまって参考:Yahoo知恵袋
交代勤務を行う職場の3人に1人の看護師がメンタル障害をかかえていると言われています。疲弊した夜勤を続け、うつ病を発症する看護師は少なくありません。
めまいと吐き気から発覚したとのこと。ひどくなると自分だけではなく、患者さんにも迷惑がかかります。体からの危険信号を見逃さず、ゆっくりと休息をとることが必要です。
Bさん)夜勤中に吐き気・めまいで救急搬送・脳梗塞と診断…
夜勤中の看護師が急に吐き気、めまいを訴えベッドで休息、繰り返し嘔吐、しばらくすると右半身のシビレを自覚し当直医が診察、その時その看護師は真っ直ぐに歩けない、と訴えています。
当直医は様子を見るしかないことを言い渡し、事実上放置、結局彼女は翌朝救急搬送されました(結果は脳梗塞で右不全麻痺、日常動作は何とかOK)当院は救急病院ではなく検査は出来ません。その看護師は今になってあの時救急搬送を依頼すればよかった、でも言えなかった、と悔やんでいます。この場合、この当直医には責任は無いのでしょうか。当直医も師長も、判断できなかった、と仕方がないようなことを言っています。 労災保障もされないであろう彼女の今後の人生を思うと可哀想すぎます。怒りを覚えます。私に何か出来ることはないでしょうか。どなたかアドバイスお願いします。
補足自分は翌日の出勤でこのことを知りました。当直医も夜勤メンバーも症状から頭と耳を疑っていました。時間経過に対するリスクも考えるのは医師看護師なら専門ではなくても当然であると思います。普段から怠慢で看護師からの評判も悪い当直医に対し、確かに怒りから感情的になっている自分ではあります。
長文 すみません。ありがとうございます、
参考:Yahoo知恵袋
夜勤看護師の高血圧症や心筋梗塞、脳梗塞などの循環機能障害のリスクは日勤看護者の3倍になると言われています。
意外にも、夜勤交代勤務者ならではの疾病リスクを知らない看護師が多いです。
健康診断等で高血圧気味であることを指摘されされた看護師で、吐き気などの自覚症状がある場合は早めに体調の異変を医師に相談しましょう。
Cさん)吐き気、頭痛、めまいで病欠…自立神経失調症ではと診断
脳外科病棟に勤務し2年目です。
毎日入れ替わりや、入院が多い病棟でその忙しさに頑張ってついて行きながら働いてました。夜勤も月に7〜8回と多く、生活が不規則です。そのためなのかずっと頭痛と目眩、吐き気が続いていました。しかし、仕事を休むわけにはいかないため出勤していましたが、今日はもうどうしても目眩がすごく立っていられず、日勤でかなり人が少ない日なのに休んでしまいました。目眩がすごかったので病院に行ったところ、自律神経失調症ではないかと。吐き気止めと目眩抑える薬はもらいましたが、人が少ない日に休んだ自分が本当に本当に情けなく仕方ありません。こんなら2年目看護師は失格だなと。すみません、ここにしか呟けず呟いてしまいました。
参考:看護roo
吐き気、めまいは自律神経の乱れで一番出やすい症状でしょう。夜勤で生活リズムが狂うと、どうしても体のどこかにしわ寄せがきてしまいます。薬の処方で一時的な解決はできますが、根本的に夜勤のない日はできるだけ日勤リズムを取り戻すなど長期的な努力が必要です。
このように、夜勤中や夜勤前後に吐き気に悩む看護師は多くいます。
吐き気と夜勤は何か関係があるのでしょうか?
その吐き気は「夜勤でリスクがあがる病気」の前兆かも…
頻繁に続く吐き気は夜勤で疲弊した体からのSOSサインです。今悩んでいる吐き気は夜勤で体内リズムが狂うことにより起こる病気の前兆かもしれません。
その1:自律神経失調症による吐き気…
寝不足や疲労が慢性的に続くと自律神経が乱れ、消化器官の働きを弱め、これが吐き気を引き起こすことがあります。
一時的な措置としては吐き気を感じたら少し仮眠をとる、また、空腹で栄養をとれてない場合は消化に良いものを一時的に摂りましょう。放置すると神経性胃炎、メニエール病等を引き起こすので気をつけましょう。
根本的な原因は慢性的な疲労と睡眠不足です。きちんと治したい場合には生活リズムをできるだけ整える努力をすることが必要です。
その2:睡眠障害からの「うつ病」による吐き気…
夜勤交代勤務者の約80%は何らかの睡眠障害を抱えていると言われ、うつなどのメンタル障害に陥る危険性も非常に高い状態です。事実、3人に一人の看護師が職場にメンタル障害の人がいると言われています。(参考:月刊誌医療労働調べ)
そして吐き気の症状からうつ病が判明した看護師もいます。
一度睡眠障害に陥り、うつ病を発症してしまうと夜勤をしながらの回復は難しいと言われています。何もやる気が起きないなどうつ病の他の症状も思いあたるようであれば、一度心療内科等で診てもらう必要ありますね。
その3:日勤者より3倍リスクの上がる「脳梗塞」などの前兆…
夜勤をすることにより「高血圧症や心筋梗塞、脳梗塞」などの循環機能障害の疾病リスクが日勤者の3倍上がります。
脳梗塞などの前兆としては様々ありますが、「めまいがして身体のバランスが取りにくくなったり、吐き気を感じたり」ということもあります。
この場合は命に関わる病気なので早めの循環器内科などの受診が必要です。
定期的な健康診断で高血圧を指摘されたり自覚症状のある看護師は特に気をつけましょう。
では、慢性的に吐き気を感じている場合、夜勤で働いている看護師はどのような対策をとればいいのでしょうか?
吐き気で悩んでいる看護師の対策法
まずは、重篤な病気に発展する前に休息をとることが必要です。今は一時的なものですぐに治るからといって軽視するのはよくありません。
対策1:医師の診察を受ける
最近吐き気が続く…と感じたらまずは何よりも体を休め、医師の診察を受けましょう。
まずはかかるべき医師の診察にかかり、自分の職場の上司に相談をして、自分の体調を伝えましょう。勤務時間の短縮や、夜勤の免除等に応じてもらえるかもしれません。
しばらく休息をとればまた元気に働くことができるかもしれませんよね。
対策2:日勤のみの外来や夜勤のない病棟への異動願い
もう体が夜勤についていけないという場合は無理をすることはありません。日勤のみの外来病棟や夜勤のない病棟への異動願いを上司に出しましょう。夜間に勤務しないことで生活リズムが整い、心身共に健康を取り戻すことができます。
病棟と外来勤務は環境ががらりと変わるので気分も変わり、ストレスも軽減されると吐き気も治まる可能性があります。
対策3:規則的な勤務のできるクリニックや個人病院への転職
上司に相談しても環境が改善されず、異動希望も難しいようであれば、規則的な勤務が可能なクリニックや個人病院への転職も選択肢の一つです。夜勤によりリスクがあがる病気の改善には規則的な生活リズムに戻すことが一番の早道です。
また、夜勤をやめることに給与面での不安もあると思いますが、最近は日勤のみでも高収入をもらえるクリニックなども増えてきています。
何よりも大事なのはあなた自身の体調です。体を壊してまで夜勤看護師を続ける必要はありません。
理想的な職場を見つける方法は?
私たち看護師が精神的に追い込まれるのは、病院以外の選択肢がないと思うからです。現職以外の働き方があると知るだけで、私たちは前向きな気持ちで最適な仕事を見つけられます。
看護師は人材不足もあり、私たちは自由に職場を選択できる立場にあります。
方法1:残業が少ない日勤だけの病院で働く
看護師の人材不足もあり、私たちが利用しやすい転職サービスは増えています。
転職が一般化する以前は、ひとつの病院で定年まで働き続けるか、結婚や出産を機に退職かパートに切り替えるしか、私たちに選択肢はありませんでした。深刻な人手不足の現在では、各個人のライフスタイルに合わせて職場を選択できます。
- 夜勤や残業はあるが、月収40万円を稼げる病院
- 残業が10時間以下でも、月収30万円を稼げる病院
- 日勤だけで、毎日定時に帰宅できる個人病院やクリニック
- 託児所が完備され子育てや、職場復帰を支援してる病院
- 家族と時間を過ごすために、土日祝日に休める病院
- 産休や育休の実績があり、既婚者でも安心して働ける病院
転職サイトの「ナースではたらこ」は、全国に91,982件の求人があります。公式HPの検索画面を開き、「正看護師」「日勤のみ」で条件を検索すると、4,195件がヒットします。
日勤のみ、託児所付き、寮、家賃補助が付いて、月給は25〜27万円の求人がありますね。
方法2:病院以外の企業や介護施設で働く
看護師は必ずしも病院で働く必要はありません。看護師免許の資格を活かして、企業や市役所、保健所、介護施設で働く選択肢もあります。
- 土日休みで働ける、保育園や大学保健の管理センターで働く
- 看護師免許を活かして、市役所や保健所で保健師で働く
- 大手優良企業の医務室で、専属看護師として勤務する
- 定年後でも働きやすい、特別養護老人ホームや介護施設で働く
- 夜勤も残業もなく、高収入を得やすい訪問看護師で働く
看護師免許を活かして、大手企業で働く選択肢もあります。
日勤常勤で働ける企業の求人は、一般的に社会保険や賞与などの福利厚生が保障されています。契約期間が定められてないため、安定した労働環境で長期間働けます。夜勤も長時間労働もないため、安心して働けますね。
「ナースではたらこ」で検索条件に「企業」を入力したら、年収330〜420万円の求人が見つかります。
方法3:勤務地や時間を選択できる派遣で働く
看護師免許があれば、フルタイムで働く必要もないですね。勤務地や勤務時間を自由に選択して派遣で働く方法もあります。
- 育児や家事と両立するため、週3日で派遣で働く
- 短期間で貯金するために、時給2500円の高時給で働く
- 健診センターや採血など、日給2万円で単発のバイトをする
派遣で働く場合は、派遣専門のレバレジーズを利用しましょう。求人数2518件の中から、自分のライフスタイルに合わせて職場を選択できますね。
病院は全国どこにでもあるため、希望の職場が見つからない事はありません。
正社員ではなくあえて派遣で働く人は、結婚や出産でブランキ期間が長い女性、家事や育児と両立して働きたい人、語学留学やワーホリから帰宅して時短で働きたい人が、積極的に利用しています。
まとめ:夜勤看護師が吐き気に悩まされていたら…
- 医師の診察を受ける
- 日勤のみの外来や夜勤のない病棟への異動願い
- 規則的な勤務のできるクリニックや個人病院への転職
夜勤交代制勤務をしている看護師は、夜勤中や夜勤前後に吐き気を感じることが多いです。
なぜなら交代制夜勤をしていると一般の人のような生活リズムを保つのが難しくなってきます。それに伴い、自立神経失調症、脳梗塞などの循環器障害、うつ病等のリスクがあがります。特に死に至る可能性もある脳梗塞などの循環器障害は日勤者の3倍のリスクになると言われています。
こうした夜勤勤務者が日勤者よりもなるリスクの高い病気の前兆として「吐き気」を感じていることが大いに考えられます。
大きな病気に発展してしまう前に、少しでも異変を感じたら医師の診断を受け早めの対処をしましょう。
1日でも早く行動に移した方が良い理由
看護業界では、常に慢性的な人材不足を抱えています。
平成26年の全国の看護職の有効求人倍率は、2.79倍です。求人数が185,578人に対して、求職者数は66,477人しかいません。毎年5.1万人の看護資格取得者がいる一方で、看護師を離職する人は16.1万人にも及びます。
2025年には約196~206万人の看護師等が必要と推計されています。順調に看護師が増えても、13万人が不足します。若年層が減少する中で、高校生の10人に1人が看護師にならなければいけない計算ですね。
人材不足は、私たち看護師にとって悪い事ではありません。なぜならば、看護師の需要が高い売り手市場を利用して、より労働条件が良い職場に転職し易いからです。実際に、多くの看護師が夜勤や残業がない職場に転職していますね。
しかしながら、この状況が長く続くとは限りません。
日本政府は人材不足を理由に外国人看護師の受け入れを検討しています。インドネシア、フィリピン、ベトナムから外国人看護師・介護福祉士を受け入れ、その数は2018年に5600人にも上ります(厚生労働省)。
私たち日本人看護師の代わりに、外国人が増える事で次のデメリットがありますね。
- 低賃金で働く労働者が多いと、看護師の平均年収が下がる
- 看護師の給与は他国と比較して高いため、たくさんの外国人が来日する
- 人材不足が解消されると、現職より好条件で転職するのが難しくなる
- 若手看護師が、経験を積める職場が少なくなる
- 有効求人倍率が1倍を切ると、転職したくてもできない
少子高齢化を理由に、今後も看護師の数が減り続けるのは間違いありません。日本政府が本格的に移民を受け入れたら、私たち看護師の仕事も外国人に奪われます。そうならないためにも、1日も早く自分に合う職場を見つける必要がありますね。
看護師の転職活動で必要なもの
転職活動を開始するに当たって、私たち看護師が必要な準備は何もありません。また、全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても、罰金などでお金を支払う必要もないですね。
履歴書や職務経歴書は、コンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に準備します。面談することで公立病院、クリニック、保育園、企業など進みたい方向性が明確に決まります。その段階で、書類など具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないですね。
まずは、転職するかどうか決めるためにも、面談だけでもしてみましょう。転職エージェントを利用すれば、面接対策から給与交渉まで全てサポートしてくれます。最短2週間で次の職場が決まるほど、スピーディに行動できます。
- 公式サイトから会員登録する(氏名や住所など1分程度)
- 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末可)
- 40分のキャリア面談は、電話でも対応してる(面談場所は新宿など、全国17カ所)
キャリア面談後には、条件に合う職場を20社ほど紹介してくれます。看護師免許を活かして働ける職場はたくさんあり、夜勤や残業がない職場が多い事にも驚きます。
もちろん、働きたいと思える病院がなければ、無理に職場を変える必要はありません。現在は、売り手市場なので、私たちが職場を選ぶ立場にありますね。キャリア面談は、私たちに新しい出会いの場を提供してくれます。
現在の職場に不満を感じているのであれば、まずは選択肢だけでも確認しましょう。先輩看護師の悪質なイジメやサービス残業、人間関係で消耗するほど無駄なことはないですね。患者さんのために働くためにも、まずは私たちが働きすい職場にいる必要があります。
具体的な行動に移さなければ、私たちの未来が変わることはありません。登録に必要な項目は少ないので、通勤中にスマホからでも登録できます。
会員登録と面談の日程調整、それから面談して求人を紹介してもらう、全ての工程で1時間も掛かりません。後からキャンセルもできるので、会員登録だけでも先に終わせた方が良いですね。登録フォームは1分で入力できます。
公式サイト:マイナビ看護師≪登録無料≫
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