看護師は語学留学に行きやすい理由は?|帰国後のキャリアは?

世間的に大変だと言われている看護師という職種。やりがいのある仕事であるものの、人の命とも直結しているため少なからず大きな責任感とプレッシャーの環境であることは事実です。看護師の仕事をしていくなかで、看護師の仕事を少しお休みしたいと考えている人も多いのではないでしょうか。そして具体的な選択肢の一つとして、看護師のキャリアを少し休憩して海外へ留学へ行きたいという方も多いのではないでしょうか?

  • 「看護師の仕事はもう疲れたから一度この仕事から離れたい」
  • 「新しいことに挑戦してみたい」
  • 「看護師の職場の人間関係にうんざり…」
  • 「海外へ行って違う世界も見てみたい!」
  • 「海外で看護師をしてみたい」

私も実際に看護師として数年間総合病院の外科に勤務した経験があるのですが、職場の人間関係や自分の働き方に疑問を多く持つようになり、このままでいいのかなと悩んでいたことがありました。悩んだ結果、福利厚生が抜群であったその職場を退職し、海外へ語学留学へ行くことにしたのです。

その結果、楽しすぎる留学を経験できたおかげで心身ともにリフレッシュできた状態で帰国し、心置きなく看護師の仕事に復帰することができました。
しかも、看護師の仕事に就くのに何一つ苦労はなく、看護師という資格を持っていることに心から感謝した瞬間でした。

ではなぜ、看護師としての再就職が簡単なのでしょうか?また、看護師だからこそ語学留学に行くべきメリットは何なのでしょうか?

本記事では看護師の仕事を離れて海外へ行ってみたい人や留学後の再就職に不安がある方へ、看護師だからこそ語学留学に行くべき理由と留学後の看護師の行方について具体的にご紹介していきます。

タイトル
  1. 看護師で語学留学に行く人が増えている?
  2. 看護師が、語学留学に行きやすい3つの理由は?
  3. 語学留学後のキャリアは?

看護師で語学留学に行く人が増えている?

Aさん)

カナダに語学留学を考えています。

看護師として働いて3年です。来年の9月以降に語学留学を考えています。動機は不純です。あまり深く考えていなくてすごく軽い気持ちです。

貯金が尽きたり、カナダの生活が合わなかったら帰ってこようと思っています。

⚫︎仕事を辞めて1年ぐらいリフレッシュしたい。旅行に行きたい。(看護師の仕事は好きなので帰国後は看護師を続けるつもりです)
⚫︎自然死について学ぶ機会があり自分がしてる看護が分からなくなった。海外の医療現場を見学してみたい。
⚫︎貯金がそれなりにできた。
⚫︎外国人の友達ができたらかっこいい
⚫︎カナダが好き
という理由です。

私が留学して後悔しないために今からできることを教えて下さい。
退職してからいろいろと手続きがいると思うのですが知っておいた方が良いことや調べておいた方が良いことを教えて下さい。(住民税のことについては最近知りました)

たくさん質問してすみません。今は情報収集の段階なのでいろんな情報がほしいです。これ以外でも留学について教えて下さい。

Bさん)

【留学、帰国後の就職】についての質問です。

長文ですが、ご意見をお聞かせください。

看護師3年目の24歳の女です。
私は高校生の頃から留学をしたかったのですが、志望大学に落ちてしまい、留学ができる環境ではない看護専門学校に入学しました。それから6年が経ちますが、留学したいという思いは日に日に増し、入社3年目にして、退職して留学することを考えています。

この様な思いを母に伝えたところ、「安定した今の職場を離れてまで、留学するメリットはあるのか」と散々言われました。

退職してまで、留学したので、帰国後は英語に携わる仕事をしたいと考えており、看護資格が活かせる仕事は、色々調べた結果、外資系の製薬会社や医療機器メーカーなどの企業への就職しかみつけられなかったです。
①英語が話せる看護師と聞けば、一見需要がある様に思えますが、具体的にどういった仕事があるのか。
②専門学校卒業なので、企業などに就職する場合は、大卒資格を取る必要があるのか。
③海外の看護大学を卒業した場合は、日本の大卒と同等の扱いがされるのか。

後先の細かい事は気にせずに行動しようと考えていましたが、母に具体的な考えを伝えないと留学は認められないので、質問させていただきました。
宜しくお願い致します。

Cさん)

看護師の方、留学経験のあるかたなど、ご意見頂けませんか。
留学について悩んでいる看護師です。30台後半女性です。この年齢ですので、ある程度看護師の経験はつきました。

病棟スタッフは20台前半のスタッフが8割と多くたぶんどこの病棟にもあるスタッフの若年齢化している病棟です。そのため私は毎日頼られ、スタッフには注意をするということに疲れてしまいました。注意をすることも毎日となると嫌になります。

もちろん、その子のためになると思ってますけど嫌になります。

仕事も3次救急ですので、患者さんも多いです。完全にキャパオーバーです。帰りも定時17時ですが、毎日19時は軽く過ぎます。21時もざらです。患者さんから暴言暴力もあります。もちろん、相手が患者さんなため、ぐっとこらえます。認知症、肝性脳症、アルコール中毒離脱あたりでしょうか。

看護師は疲れてしまい、みんな2~3年で辞めていきます。なんとか辞めないように他の病棟に移動はどう?辛いこともあるけどいいこともあるよ とスタッフをなんとか励まし頑張ってきましたが、私が滅入ってきました。OLの子はお給料は私より少ないかもしれないですが、休みも、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始とたくさんあるし。私は長い休みは年に1回。連休のゴールデンウィーク、年末年始、お盆休みなんてありません。長い休みで3日です。
もちろん、夜勤もあります。ほとほとつかれました。

そこで、仕事を辞めて半年から1年くらい何もしたくないと考えてバリ島に行こうかと考えています。
もったいないと、言われる方ももちろんいます。私もそう思いかなり悩んでいます。

他の国でも語学留学の経験のある方、看護師のかた、バリ島に住んでいる方ご意見頂けませんか? 私としてはお金に変えられないものを得られると思っています。

帰国後は、時間にゆとりのある職場に就職しようと思っています。もちろん看護師として働きます。看護師という職業は大好きなので。

 

 

このように看護師の仕事を離れてリフレッシュに海外へ行きたいと考えてはいるものの、退職することへの不安や帰国後のキャリアに不安を抱いてる人が多いですね。

では、看護師が語学留学に行きやすい理由と、帰国後のキャリアはどうなるのかを具体的に見ていきましょう。

 

語学留学に行きやすい理由は?

理由1:人手不足だからいつでも復帰できる

日本だけではなく。世界的にどこも看護師不足の問題が発生しています。慢性的に人手不足の状態が続いており、高齢化が深刻化するなかで、この課題は解決に至っていません。厚生労働省でも看護職員を確保する動きに取り組んでいます。

”就業者数は、年間平均3万人程度、増加していますが、このペースで今後増加しても平成37年には3万人~13万人が不足すると考えられます。 今後、必要となる看護職員を着実に確保するために、「養成促進」「復職支援」「離職防止・定着促進」に取り組んでいます”

厚生労働省ホームページより:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000095525.html

看護師不足の問題が解消されるまでは、いつでも看護師として仕事復帰が可能だということです。

理由2:病院があれば全国どこでも働ける

看護師の資格さえあれば、47都道府県どこでも働くことができます。

一度看護師の仕事を離れて一年または二年ほどの海外生活に満足できたとします。もしくは一ヶ月の期間でも満足できたとします。リフレッシュした状態で帰国した時には海外生活で感じた刺激から新しい考え方になっているかもしれません。住みたいところが変わっているかもしれません。

そこでとても便利なのが、看護師の資格さえあればどこでも働くことができて、どこにでも住むことができるということ。

47都道府県どこにでも病院やクリニックは必ずあります。つまり、必ずそこには看護師としての仕事があるわけです。

住みたいところに住むということは、それだけで生活の質が上がります。看護師の資格はそんな夢も簡単に叶えてくれる素晴らしい資格なのです。

悩みに悩んで、一度看護師の仕事を離れてリフレッシュする選択をした自分に誇りを持つことができるでしょう。

理由3:派遣で時短ワークができる

帰国後、リフレッシュした状態の中で、看護師の仕事に復帰してバリバリ働きたい!という人ばかりではないでしょう。そんな時に有効なのが、時短ワークです。

私も一度看護師の仕事を離れて海外へ行き、帰国した後は派遣の仕事をしていました。ウェブサイトで簡単に登録することができ、実際に派遣会社の人との面談にて仕事内容について細かく紹介してもらえます。

病院やクリニックの仕事だけではなく、保育園での看護師業務や学生の修学旅行の添乗ナース、イベント同行ナースなどなど、看護師として働くことができる仕事内容は驚くほど多くあります。

自分の好きな仕事を選んで、のんびり働くことも可能なのです。

帰国後のキャリアは?

このように帰国後のキャリアについてはいくつも選択肢があるので、看護師の資格がある限り帰国後のキャリアについては心配することなく留学へ飛び立つことができます。

では帰国後のキャリアについて具体的にどのような選択肢があるのでしょうか?

タイトル
  1. 残業がない病院で勤務する
  2. 派遣で時短勤務する
  3. 語学を活かして海外で働く
  4. 英語を活かせる別の仕事に就く
  1. 残業がない病院で勤務する

看護師として働く上で、多くの人が負担だと感じる理由の一つに残業が多いことが挙げられます。残業は当たり前の世界と錯覚に落ちている人も多いでしょう。

残業がない病院で働くことはもちろん可能です。そのために仕事に就く前ににしっかり情報収集することが必須となります。

転職エージェントは多くの情報や選択肢を持っています。無料で面談することが可能で、強制的に就職させられたり勧められたりすることは一切なく自分の条件に合った選択肢を一緒に考えてくれます。

エージェントを利用する利点

  • 自分では探し切れない数の選択肢を提供してくれる
  • 無料で相談できる
  • エージェントを通してではないと見つからない案件を見つけることができる
  • 各就職先のリアルな声を聞くことができる

自分で仕事を探すのもいいですが、転職についてはプロである転職エージェントに頼ってみてもいいでしょう。

2、派遣で時短勤務する

看護師の派遣会社にて派遣看護師として登録して、時短勤務する方法もあります。

派遣の場合でも看護師の仕事は溢れるほどあります。私が派遣で看護師をしていた頃は「明日予定がないから仕事入れたいな」という時にでも、明日の仕事を単発で見つけることも可能でした。もちろん、地域によって仕事内容や仕事数は異なりますが、このようにカジュアルに仕事を受けることができるのはとてもありがたいことですよね。

派遣看護師として登録しておくだけで、毎回仕事を申し込む度に面接をするなどの必要もなく、仕事を引き受けることができるのも魅力的です。

いくつか気になる仕事を時短や単発の仕事にて行い、実際にそこにそのまま就職するケースも少なくありません。

就職する前にその職場を見ておくことができるのは、職場の雰囲気や仕事内容が自分の理想に合っているのか自分の目で確認できるので安心してそこに就職できますよね。

3、語学を活かして海外で働く

実際に海外で生活していく中で、海外の方が生活スタイルが合っていると気付く方も出てくるでしょう。

語学留学にて十分な語学力を取得した場合、海外で働くという選択肢もできます。特に看護師の場合は、英語力があれば看護師として働くことも可能です。(国によりますが)

国によって決まりは異なりますが、例えばオーストラリアの場合では、4年生大学を卒業している場合、IELTS7.0以上のスコアがあれば看護師の仕事に申し込むことが可能です。(専門卒の方は現地で学校に通う必要があります)

このように自分の実力さえで選択肢は広がります。

 

4、英語を活かせる別の仕事に就く

もしかすると、語学力を十分に身に付けることができたら、看護師としての道だけではなく他の仕事をすることになる可能性も出てきますよね。

英語を十分に使うことができたら、どのような職に就くことが出来るのでしょうか?ザッと考えられるものを挙げてみます。

  • 通訳
  • 英語教師
  • 訪日外国人数が多い観光地の飲食店や各お店
  • 長野やニセコでのスキー場での外国人向けの施設スタッフ
  • 外資系企業
  • 訪日外国人向けツアーガイド(通訳案内士)
  • ホテルやゲストハウススタッフ

他にも医療系であれば、外国人の住む人が多い地区では英語を話せる看護師を募集している病院やクリニックもあります。沖縄の米軍基地ではアメリカで働くのと同じ待遇になると聞いたこともあります。または、医療通訳士などの道もあります。そうなると医療英語の知識が必要になってきますが、自分の看護師経験の知識と英語を組み合わせて働くことが出来るので、新しい楽しさを経験できるかもしれませんね。

 

帰国後に看護師で働く方法は?

方法1:夜勤や残業がない病院で働く

たいていの病院では夜勤や残業業務が当たり前のように思いますが、正しい知識と方法を知っていたら夜勤や残業のない病院を選んで働くことも可能です。

転職エージェントは無料で面談することが可能で、多くの情報や選択肢の中から自分の条件に合った選択肢を一緒に考えてくれるのでしょう。

自分の理想の条件に合った病院を見つけることができたら、看護師の仕事も楽しく働くことが出来るでしょう。

 

方法2:派遣で働く

派遣の場合でも看護師の仕事は溢れるほどあります。

派遣看護師として登録しておくだけで、毎回仕事を申し込む度に案件先の人と面接をするなどの必要もなく、仕事を引き受けることができます。

地域によって仕事内容や仕事数は異なりますが、翌日の仕事を単発で見つけることも可能であり、これは看護師の資格を持っているからこその特権です。

いくつか気になる仕事を時短や単発の仕事にて行い、気に入った場所があればそのまま就職するケースも稀ではないので、それを狙って再就職をするのも良いでしょう。

 

方法3:病院以外で働く

病院以外の選択肢としては以下のような選択肢があります。

  • クリニック業務
  • 保育園での看護師
  • 添乗ナース
  • デイサービスでの看護師
  • 施設(ショートステイや特別養護老人ホーム、老人ホーム)での看護師
  • 訪問看護師
  • イベント同行看護師
  • 健康診断のヘルプ(採血、血圧、身長体重測定、XP補佐、腹囲測定、心電図等)

これらの仕事は、私が実際に転職エージェントで面談した時に教えてもらったものです。看護師といえば、病院での勤務という想像しかありませんでしたが、転職エージェントの人たちの親切な対応でこんなにもの選択肢があることを知ることが出来ました。

病院では退院後の看護を見ることはできませんが、施設や各利用者さんの家に訪問する仕事に就けば、病院では経験できないことも経験できます。そうすると、看護の一環の流れを全体的に把握することも可能なわけです。

このようにあまり知られていませんが、看護師として働くことが出来る選択肢は、数えきれないほどあるのです。

 

 

まとめ:看護師が語学留学に行きやすい理由は

慢性的に看護師の人手不足の状態が続いており、看護師の資格さえあれば仕事復帰はいつでも可能です。一度仕事を辞めて海外に行くことになって、もし海外が合わなかったりしても、すぐに日本に帰国し再就職が可能です。そう思うと他の職業と比べると不安も少なく語学留学に踏み出すことが出来るのかもしれません。

帰国後のキャリアも看護師であれば選択肢が無限にあります。全国どこでも働くことが出来て、自分の理想に合った職場を探すことも出来て、看護師の資格は無敵です。

今いる環境から物事を変えることは大きな勇気がいると思います。

しかし、一度退職を決意し新しい道を行く選択肢を取るという経験は、次に新しい道を行くことになるときに必ず繋がります。その経験こそが自分を励ますことが出来る大きな勇気に変わります。

看護師の資格を持っているからこそ、語学留学に行きやすいのです。

そして、一度心身ともにリフレッシュできた状態で帰国した後は、看護師としての働き方の考え方も変わっていて、心置きなく看護師の仕事に復帰することができるでしょう。

 

転職エージェントでは相談から可能です。語学留学の前に一度面談にて話を聞いておくことで、自分にはどのような選択肢があるのかを知ることが出来て、帰国後の不安も更に解消されるでしょう。

面談に興味がある方は、転職エージェントサイトより、簡単なフォームを埋めるだけで登録可能です。その後は、面談の日程を調整し伺うだけです。

不安を楽しみに変えて、新しい挑戦に臨みましょう!

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