女性比率が高い看護師はイジメが多い？｜嫌がらせの対処方法は？

女性が大半を占める看護師の職場は、女性特有の噂好きな人、愚痴や不満を周囲に漏らす人が多いです。なかには、嫌がらせをして攻撃してくる人たちもいますよね。

看護師は、普通の一般企業と違いイジメが多い特殊な職場です。なぜならば、資本社会から離れた閉鎖的な環境で女社会のため、陰湿なイジメに発展しやすいからです。また、長時間労働や夜勤など過酷な労働環境が、さらにイジメを助長させています。

その結果、看護師の５人に１人が、人間関係を理由に退職します。

イジメられた人が職場を去っても、イジメが消えるわけではありません。ターゲットが変わり、また別の誰かがイジメられるだけですね。

入職後に職場環境が悪い病院だとわかっても、私たち看護師はどうすることもできません。イジメの対象にならならために、周囲に合わせるしかないですね。しかしながら、もしも自分がイジメの対象になったらどうすれば良いでしょうか？

ここでは、看護師がイジメられた時の対処法を紹介します。最終的には、私たち看護師は雰囲気が悪い職場を避けて働くしかありません。

過去にイジメで苦しんだ看護師の声は？

実際にイジメを苦しんだ人や、今イジメに悩んでいる人たちの声です。

A）新人一年目、「消えて」と言われる日々

新人看護師です。

同じ病棟に配属された先輩に｢あんたなんか要らない。仕事止めなさい。消えて｣｢新人のくせになんで昼休憩とってんの｣と、毎日のように言われます。休み明けには｢休日は何してんの？新人のくせになんで病棟にも来ないで休んでるの｣と言われたこともあります。

勿論、上司にも相談しましたが改善されず、トップの看護部長さんにも相談しましたが、流されてしまいました。(因みに、同期も体調を崩し私よりも早くに辞めています。)

それらが重なり身体的、精神的に不調を来たし病院の臨床心理士の先生に相談したところ、先輩のやることはパワハラだと言われ、暫く休職をしたらどうだとアドバイスをもらいました。

休職後、再度復帰したのですが、状況は同じままで、いろいろなことを言われ続ける日々です。正直辛いです。ストレスを感じています。

どうしたら良いでしょうか。

参考：Yahoo知恵袋

嫌がらせを受け続けた結果、健康障害を引き起こしています。同期の方も健康障害が原因で退職しているほどです。

それにも関わらず、退職する勇気がなく、今後どうして良いのかわからず、助けを求めていますよね。

B）同期がイジメの的に。

看護師です。職場いじめがあり悩んでいます。

今年異動してきた後輩が「仕事が出来ないのに生意気」という理由でいじめられています。
その子がいない日には必ず「最近どうなの、あいつ」と、馬鹿にしながら話していて、職場にいる日は無視したり皆冷たく当たります。

上司がそのような態度を取るので職場全体がその子を馬鹿にして良い雰囲気になっていて、その子の同期までもがいじめに参加しています。
きっと皆はいじめているとは思っていないと思いますが、私はそのような雰囲気が嫌で職場にいたくありません。
しかし、どのように対応して良いか分からず悩んでいます。

当たらず障らず黙っていれば良いのでしょうか。
教えて下さい。

参考：Yahoo知恵袋

自分がイジメや嫌がらせの標的にならなかった場合でも、周りの人がその標的になっているのを目にしている看護師も多いです。「自分じゃないからいいや」とは思えませんよね。

もしかしたら、その標的が次は自分になるのではないかという不安や、実際にイジメを受けている人たちを見るのも大きなストレスになります。

C）嫌がらせによるストレスで健康障害を引き起した実体験

私は脳外科病棟で勤務していました。「一年目なのに新人らしくない」との理由で、先輩からの嫌がらせが始まり、日に日にその嫌がらせはエスカレート。

気にしないようにしていても、先輩とペアを組むときや夜勤が同じなときは、気にせざるを得ませんよね。

嫌がらせをする人たちは、標的の看護師が処置中でナースコールが出れない時があっても、その人たちの担当患者のナースコールは出ません。仕事を押し付けられることもよくあります。

だいたい嫌がらせを始めるのは上司であり、反抗すると自分も嫌がらせの対象になってしまうので、他の看護師たちはそれの言いなりです。

愚痴ばかり聞こえる職場で愛想笑いを作る日々。定時に自分の仕事が終わっても帰れません。みんなが終わるまで帰れない雰囲気があり、サービス残業は当たり前でした。

ストレスフルな環境で働いていた結果、全身に蕁麻疹が出て不眠障害に陥ります。なぜそうなったのか自分では原因に気付かず、ある日突然吐き気に襲われました。

出勤時に涙が止まらなくなり、その時に初めて職場でのストレスが原因だと知ります。

そして、悩んだ末にこの病院を辞めることを決意します。

では、なぜ看護師の中でこのようにイジメや嫌がらせが多く発生するのでしょうか。イジメや嫌がらせが多い理由は何なのでしょうか。

看護師でイジメや嫌がらせが多い理由は？

理由１：女性比率が高く、派閥ができやすい

看護師の9割以上が女性です。

女性は噂好きな人が多く、女性が集まる看護師たちの環境では必ず噂話が大好きな人がいます。誰が流し始めたのかわからない噂話は、事実とは異なる内容であることも多々ありますよね。

噂話で盛り上がる人たちはそこで謎の絆が芽生え、そこで一つの派閥が出来ます。そこの派閥の中の一人に嫌われたら、他の人たちにも嫌われます。

看護師にとって病院内の派閥に巻き込まれたくないと、中立の立場をとると個人攻撃に繋がる恐れがあり、その個人攻撃がイジメに繋がること大いにあります。

派閥同士の対立が起きれば、そこで嫌がらせも起きてきます。

理由２：過酷な労働環境のためストレスが多い

ブラックな病院で働いていると、残業による長時間労働は当たり前です。さらに委員会や勉強会の参加を強制されるところも多く、そのような勤務を続けていると、心も体も疲れ果てますよね。

ストレスフルな心と体では、イライラしやすかったり、不満も溜まりやすいです。その不満を吐き出す先が新人の看護師であったり同僚であったり、患者さんにその不満を吐き出す看護師もいます。

大きなストレスによって、心の余裕を失った看護師の間では愚痴大会が始まります。それがエスカレートすると、気にいらない看護師を作り出し、そこを攻撃し始めます。

理由３：仕事が多過ぎて、新人に押し付ける

多くの病院では、看護師一人で7人以上の患者さんを受け持ちます。点滴や配薬、ケアや食事介助に記録。鳴り止まないナースコールの嵐。

経験歴が上がるにつれて、他の業務もこなしていかなくてはなりません。それを理由に、業務に追われて心の余裕がなくなった看護師は新人にその仕事を押し付け出します。

新人看護師は、慣れない環境の中で、ミスを起こさないようにというプレッシャーの中で働いています。そこに余分な仕事までも押し付けられると自分だけではこなしていけないですよね。

そしてその結果、新人がミスを起こしてしまったり、業務が遅くなった時には、その新人の愚痴を言い始めます。イジメの対象になり、嫌がらせがどんどんエスカレートしていきます。

では、どうしたらその悪質なイジメや嫌がらせから逃れることができるのでしょうか。ここでは、看護師同士の悪質なイジメ対処方法をご紹介します。

看護師同士の悪質なイジメの対処方法は？

悪質なイジメを受けて働いていくことは当たり前ではありません。そんな環境で働き続け、健康障害が出てからでは手遅れなこともあります。

悪質なイジメを対処する方法や、自分の理想の職場で働いてくための方法さえ知っていれば、ストレスフルに働かずに済みます。

看護師でイジメや嫌がらせを受けている場合、もしくは嫌がらせまでいかなくても、苦手な先輩が同じ職場にいる時、新しいシフトが出ると、勤務が一緒じゃないかチェックしますよね。夜勤が同じの時なんて、ストレスはマックスレベルです。

まずは、シフトが被らないようになれば、心の負担は軽減します。そのためには、嫌がらせをしてくる人たちよりも、上の立場の人やシフトを作る人たちに病棟で起きている嫌がらせの事情などを報告し、なるべくシフトを被らないようにお願いしてみましょう。

私も、看護師として病棟勤務していた時に先輩から嫌がらせを受けていました。上司に相談したことで、なるべく同じ勤務にならないように考慮してもらい、シフトが被らない日は心の負担なく働くことができました。

まずは病棟の主任や病院のトップの看護部長レベルの人たちに、現状報告をして相談しておくことが大切です。

そして、日々の勤務では、自分自身が自信を持てる看護を提供する努力をしていくことで、その前向きな姿を周りの人たちは必ず見てくれています。頑張っている人が不幸になる必要はありません。

知識豊富な一人前の看護師になるのには時間もかかります。一歩ずつ自分ができる最大限の努力をしていれば、間違ったことは一つもしていないのです。自分に自信を持って、何を言われても気にしない心を持つのも一つの手です。

しかし、自分の自信が一切なくなるくらいのイジメに悩まされていたり、気にせざるを得ない状況の人たちもいますよね。

そのような時には、転職して職場を変えてみるのも、前向きな一歩であり選択です。

病院によって体制や福利厚生が充実しているところも多くあります。そうすると、スタッフの満足度も上がり、雰囲気も温厚になり、働きやすい環境が生まれます。イジメに耐えながら自信を無くし続けてしまう職場で働くより、雰囲気が温厚な環境で働く方が魅力的ですよね。

転職して、看護師の仕事が楽しくなった方もいます。実際に私もそのうちの一人です。

こちらが働く場所を選ぶくらいの自信と気持ちで、自分が伸び伸びと自分らしく働くことが可能です。

理想の職場を見つける方法は？

私たち看護師が精神的に追い込まれるのは、病院以外の選択肢がないと思うからです。現職以外の働き方があると知るだけで、私たちは前向きな気持ちで最適な仕事を見つけられます。

看護師は人材不足もあり、私たちは自由に職場を選択できる立場にあります。

方法１：残業が少ない日勤だけの病院で働く

看護師の人材不足もあり、私たちが利用しやすい転職サービスは増えています。

転職が一般化する以前は、ひとつの病院で定年まで働き続けるか、結婚や出産を機に退職かパートに切り替えるしか、私たちに選択肢はありませんでした。深刻な人手不足の現在では、各個人のライフスタイルに合わせて職場を選択できます。

ライフスタイルに合わせた働き方とは...

1. 夜勤や残業はあるが、月収４０万円を稼げる病院
2. 残業が１０時間以下でも、月収３０万円を稼げる病院
3. 日勤だけで、毎日定時に帰宅できる個人病院やクリニック
4. 託児所が完備され子育てや、職場復帰を支援してる病院
5. 家族と時間を過ごすために、土日祝日に休める病院
6. 産休や育休の実績があり、既婚者でも安心して働ける病院

転職サイトの「ナースではたらこ」は、全国に９１,９８２件の求人があります。公式HPの検索画面を開き、「正看護師」「日勤のみ」で条件を検索すると、４,１９５件がヒットします。

日勤のみ、託児所付き、寮、家賃補助が付いて、月給は２５〜２７万円の求人がありますね。

方法２：病院以外の企業や介護施設で働く

看護師は必ずしも病院で働く必要はありません。看護師免許の資格を活かして、企業や市役所、保健所、介護施設で働く選択肢もあります。

病院以外で働く方法とは...

1. 土日休みで働ける、保育園や大学保健の管理センターで働く
2. 看護師免許を活かして、市役所や保健所で保健師で働く
3. 大手優良企業の医務室で、専属看護師として勤務する
4. 定年後でも働きやすい、特別養護老人ホームや介護施設で働く
5. 夜勤も残業もなく、高収入を得やすい訪問看護師で働く

看護師免許を活かして、大手企業で働く選択肢もあります。

日勤常勤で働ける企業の求人は、一般的に社会保険や賞与などの福利厚生が保障されています。契約期間が定められてないため、安定した労働環境で長期間働けます。夜勤も長時間労働もないため、安心して働けますね。

「ナースではたらこ」で検索条件に「企業」を入力したら、年収３３０〜４２０万円の求人が見つかります。

方法３：勤務地や時間を選択できる派遣で働く

看護師免許があれば、フルタイムで働く必要もないですね。勤務地や勤務時間を自由に選択して派遣で働く方法もあります。

派遣やバイトで働く選択肢は...

1. 育児や家事と両立するため、週３日で派遣で働く
2. 短期間で貯金するために、時給２５００円の高時給で働く
3. 健診センターや採血など、日給２万円で単発のバイトをする

派遣で働く場合は、派遣専門のレバレジーズを利用しましょう。求人数２５１８件の中から、自分のライフスタイルに合わせて職場を選択できますね。

病院は全国どこにでもあるため、希望の職場が見つからない事はありません。

正社員ではなくあえて派遣で働く人は、結婚や出産でブランキ期間が長い女性、家事や育児と両立して働きたい人、語学留学やワーホリから帰宅して時短で働きたい人が、積極的に利用しています。

まとめ：悪質なイジメの対処方法は？

まずは、相談できる人を周りに作るもしくは見つけることで、心の負担は一気に減ります。あとは、自分に自信を持っていくことで、イジメも気にせずに働くことができるかもしれません。

しかし、イジメが存在している環境を変えていくのには時間もかかりますよね。いっそのこと職場を変えてみることは心機一転新しいスタートにもなり、前向きな一歩です。

職場によっては女性が多いからこそ相談がしやすかったり、女性特有の悩みを共感し、サポートし合っていくことで、働きやすい環境で伸び伸び働いている看護師たちもいます。

同じく看護師で働いていくならば、女性比率が高いからこそイジメが起きる職場で働くのではなく、女性比率が高いからこそ安心して働くことができる職場を選びたいですよね。

看護師は何度でもやり直しが可能な職業です。一度資格を取ったならば、こちらが働く場所を選ぶくらいの自信と気持ちで、自分が伸び伸びと自分らしく働くことが可能です。

１日でも早く行動に移した方が良い理由

看護業界では、常に慢性的な人材不足を抱えています。

平成２６年の全国の看護職の有効求人倍率は、２.７９倍です。求人数が１８５,５７８人に対して、求職者数は６６,４７７人しかいません。毎年５.１万人の看護資格取得者がいる一方で、看護師を離職する人は１６.１万人にも及びます。

参考：看護職員の現状と推移（厚生労働省）

2025年には約196～206万人の看護師等が必要と推計されています。順調に看護師が増えても、１３万人が不足します。若年層が減少する中で、高校生の１０人に１人が看護師にならなければいけない計算ですね。

人材不足は、私たち看護師にとって悪い事ではありません。なぜならば、看護師の需要が高い売り手市場を利用して、より労働条件が良い職場に転職し易いからです。実際に、多くの看護師が夜勤や残業がない職場に転職していますね。

しかしながら、この状況が長く続くとは限りません。

日本政府は人材不足を理由に外国人看護師の受け入れを検討しています。インドネシア、フィリピン、ベトナムから外国人看護師・介護福祉士を受け入れ、その数は２０１８年に５６００人にも上ります（厚生労働省）。

私たち日本人看護師の代わりに、外国人が増える事で次のデメリットがありますね。

外国人受入れで人材不足が解消されると...

1. 低賃金で働く労働者が多いと、看護師の平均年収が下がる
2. 看護師の給与は他国と比較して高いため、たくさんの外国人が来日する
3. 人材不足が解消されると、現職より好条件で転職するのが難しくなる
4. 若手看護師が、経験を積める職場が少なくなる
5. 有効求人倍率が１倍を切ると、転職したくてもできない

少子高齢化を理由に、今後も看護師の数が減り続けるのは間違いありません。日本政府が本格的に移民を受け入れたら、私たち看護師の仕事も外国人に奪われます。そうならないためにも、１日も早く自分に合う職場を見つける必要がありますね。

看護師の転職活動で必要なもの

転職活動を開始するに当たって、私たち看護師が必要な準備は何もありません。また、全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても、罰金などでお金を支払う必要もないですね。

履歴書や職務経歴書は、コンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に準備します。面談することで公立病院、クリニック、保育園、企業など進みたい方向性が明確に決まります。その段階で、書類など具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないですね。

まずは、転職するかどうか決めるためにも、面談だけでもしてみましょう。転職エージェントを利用すれば、面接対策から給与交渉まで全てサポートしてくれます。最短２週間で次の職場が決まるほど、スピーディに行動できます。

会員登録から面談までの流れ

1. 公式サイトから会員登録する（氏名や住所など１分程度）
2. 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する（平日夜や週末可）
3. ４０分のキャリア面談は、電話でも対応してる（面談場所は新宿など、全国１７カ所）

キャリア面談後には、条件に合う職場を２０社ほど紹介してくれます。看護師免許を活かして働ける職場はたくさんあり、夜勤や残業がない職場が多い事にも驚きます。

もちろん、働きたいと思える病院がなければ、無理に職場を変える必要はありません。現在は、売り手市場なので、私たちが職場を選ぶ立場にありますね。キャリア面談は、私たちに新しい出会いの場を提供してくれます。

現在の職場に不満を感じているのであれば、まずは選択肢だけでも確認しましょう。先輩看護師の悪質なイジメやサービス残業、人間関係で消耗するほど無駄なことはないですね。患者さんのために働くためにも、まずは私たちが働きすい職場にいる必要があります。

具体的な行動に移さなければ、私たちの未来が変わることはありません。登録に必要な項目は少ないので、通勤中にスマホからでも登録できます。

　

会員登録と面談の日程調整、それから面談して求人を紹介してもらう、全ての工程で１時間も掛かりません。後からキャンセルもできるので、会員登録だけでも先に終わせた方が良いですね。登録フォームは１分で入力できます。

公式サイト：マイナビ看護師≪登録無料≫